シャック、レイカーズ王朝の到来を確信した瞬間を明かす「その時から俺たちによる支配が始まった」

コービー・ブライアントと共にロサンゼルス・レイカーズを3連覇(2000年、2001年、2002年)に導いたシャキール・オニールが、「NBAを支配できる」と確信した瞬間について語った。 『Bleacher Report』に対し、オニールは2000年のウェスタン・カンファレンス決勝の第7戦で確信を持ったと当時を振り返っている。 「俺たちは3勝1敗でリードしたが、そこで油断をしてしまい、3勝3敗で並ばれてしまったんだ。ブレイザーズはタフなチームで、俺たちのことを恐れない唯一のチームだった。だから、俺は少しナーバスになったが、いつも通り良いプレイしようと考えた。だが、そうはならなかった。俺は自分らしいプレイが全くできなかったんだ」 「このチームで優勝できないかもと思い、俺は怖くなった。これで終わりかもしれないとね。そしてコービーとの確執が頭をよぎった。俺はみんなを落胆させてしまうと思ったんだ」 試合の第4クォーターに入る時点で13点差を付けられていたレイカーズだったが、そこから巻き返しを見せる。 「第4クォーターに入って、俺は少しずつ本来の調子を取り戻し始めた。オフェンスリバウンドから1本決めて、コービーに『おい、俺はゴール下でガラ空きだ』と声をかけた。すると、コービーは『わかった、わかった』と言ったんだ」 「最後のプレイで、俺は全くボールを要求しなかった。なぜなら、第4クォーターに入ったらコービーがシュートしたがるのを知っていたからね。俺はコービーにボールを託して、彼のためにスペースを空けた。すると、彼はボールを持ち、スコッティ・ピッペンをクロスオーバーで抜いて、ボールを投げた。その瞬間『おい!これはシュートじゃないぞ!』と気付いたんだ。そこで俺は急いでジャンプしてボールをキャッチし、そのままリングに叩き込んだ。その瞬間から俺たちによる支配が始まった」 最終的にレイカーズは逆境を跳ね除け、ブレイザーズとのシリーズ最終戦に勝利。試合残り41秒の場面で、オニールがコービーとのコンビネーションで決めたアリウープは、NBAの歴史でも有数のプレイとして人々の記憶に刻まれている。

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