サンダー、サンズ、76ersなど小規模市場の球団が“全30チーム参加型再開プラン”を要望

NBAは6月4日(日本時間5日)のオーナー会議で、新型コロナウイルスの影響で中断していたシーズンの再開プランを決定する方向で動いている。22チームによるプレイオフのシード決定戦と最終スポットをかけたトーナメントが最有力と報じられるなか、オクラホマシティ・サンダーなど小規模な市場のチームオーナーは、“全30チーム参加型”を要請しているという。 NBAはルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)の新型コロナウイルス感染を受けて3月12日(同13日)からシーズンを中断。すでに公式戦が行われず2カ月以上が経過したなか、全米各地で外出規制などが緩和されており、各チームにも練習施設の開放や選手の個人練習が許可された。再開に関しては、選手の安全を担保し、感染のリスクを軽減すべく、フロリダ州オーランドに全チームを集め、練習から試合まですべてこなす計画が検討されている。 『NBC Sports Northwest』が伝えた関係者情報によれば、現時点で22チームが参戦するプレイオフのシード決定戦と最終スポットをかけたトーナメントの形式が濃厚。東西各カンファレンス上位8チームずつの計16チームのほか、ウエストは8位メンフィス・グリズリーズから6ゲーム差以内のポートランド・トレイルブレイザーズ、ニューオーリンズ・ペリカンズ、サンアントニオ・スパーズ、サクラメント・キングス、フェニックス・サンズの5チーム、イーストは8位オーランド・マジックから6ゲーム差以内のワシントン・ウィザーズがプレイオフ出場を懸けてトーナメントを行なうと見られているが、あまり支持は得ていないのが現状だ。 『ESPN』によれば、22チーム参加型のプランは、従来の16チームが参加してプレイオフから再開させる形よりも数億ドル(数百億円)の収益増が見込める。NBAは6月4日に開かれるオーナー会議までに案をまとめ、3/4以上の承認を得て再開にこぎつけようと動いているが、オーナーたちは最終案に関して「全会一致」を期待しているという。 5月29日(同30日)にNBAのアダム・シルバー・コミッショーナーと各チームのオーナーが会談した際、オクラホマシティ・サンダーのクレイ・ベネット・オーナーが小規模な市場のチームの競争力と財政状況を考慮する必要があると主張し、フィラデルフィア・76ersのジョシュア・ハリス・オーナーやフェニックス・サンズのロバート・サーバー・オーナーら複数人が賛同。全30チーム参加型のプランを希望したという。 6月4日のオーナー会議で最終案決定に至るのか、注目が集まる。

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