2011年のドラフトで2巡目40位指名を受けてNBA入りしたジョン・ルアーが5月24日(日本時間25日)、自身のインスタグラムで現役引退を表明した。 ウィスコンシン大からミルウォーキー・バックスに入団したルアーは、機動力とシュート力を生かしたビッグマンとして主にセカンドユニットを担当。2年目以降はクリーブランド・キャバリアーズ、メンフィス・グリズリーズ、フェニックス・サンズ、デトロイト・ピストンズと渡り歩いた。 しかし、自己最多の75試合(うち先発34試合)に出場して平均10.2得点、5.4リバウンド、1.5アシストと最高の一年を過ごした2016-17シーズンを最後にキャリアは下降線へ。翌17-18シーズンは足首の負傷でほぼ全休、昨季も開幕前に右膝半月板の手術を受けて41試合の出場に終わった。 昨年6月に古巣バックスにトレードされたが、約2週間後に解雇。今季はどのチームに所属することなくシーズン終盤を迎えたなか、8年間のNBAキャリア(通算377試合で平均6.4得点、3.8リバウンド、0.8アシスト)にピリオドを打つ決断を下した。 「バスケットボールが大好きだ。まだプレイしたいけど、健康のことを考えるとこれ以上は正しい判断じゃないことは分かっている。過去3年、多くの怪我をして、そのうち2年間はシーズン中ずっと苦しんでいた。これを受け入れるのに少し時間がかかったけど、正式に引退するという決断をしてほっとしている。僕のバスケットボール人生は素晴らしい旅だった。子供の頃に夢見ていた世界に連れて行ってくれた。人々とのつながり、絆を築けたことは何よりも意味がある。バスケットボールの域を超えるものを手にすることができた。僕を助けてくれたすべての人に感謝している」 バックス、グリズリーズ、ピストンズと3チームで同僚だったベイノ・ウードリックは、「素晴らしいキャリアお疲れさま。君と君の家族の次章に幸運あれ」と返信。グリズリーズ時代の同僚であるニック・カレイテスは「素晴らしいキャリアだった。今までで史上最高のチームメイト」と労い、ユタ・ジャズに所属するジョージ・ニアンも「今の人生を楽しんで!」とメッセージを送っていた。