マイケル・ジョーダン現役復帰のきっかけは元同僚との朝食?

マイケル・ジョーダン率いるシカゴ・ブルズが最後に優勝を飾ったシーズンを追ったドキュメンタリー番組『マイケル・ジョーダン:ラストダンス』の第7話と第8話が5月11日に配信された。1992-93シーズン後に現役を一度引退したジョーダンのNBA復帰を後押ししていたのが、元同僚のBJ・アームストロングだということが番組内で明らかとなった。 ブルズで1度目のリーグ3連覇を達成した後の1993年、最愛の父が殺害されてバスケットボールを続けるモチベーションを失い、野球選手に転身したジョーダン。そんなジョーダンが再びバスケットボールの舞台に戻るきっかけとなったのが、共に3連覇を果たしたアームストロングとの朝食だった。 1994-95シーズンが終盤にさしかかったある日、シカゴでジョーダンと朝食を食べていたアームストロングは、ブルズの練習施設にジョーダンを招いた。その日から何度かワークアウトを続けたジョーダンは、徐々にバスケットボールへの情熱を取り戻し、そのシーズン途中に現役復帰を果たしている。 『AP通信』が5月11日(日本時間12日)に発表したレポートによると、同メディアの取材でアームストロングは、当時の出来事について以下のように振り返っている。 「あの朝食をきっかけにジョーダンがブルズに復帰したと思ったことはなかった。僕はただ、彼の良き友人でありたかっただけさ。彼を見ただけで、彼にはバスケへの情熱がまだ残っていると感じたよ。彼はバスケットボールを好きなのではなく、愛していた。それがにじみ出ていたんだ。彼はそういう男だからね」 当時、MLB選手が起こしたストライキでリーグが中止されたことも重なり、ジョーダンの気持ちは揺れていたのかもしれない。それを察したアームストロングが、ブルズのチームメイトたちに会いに行くという名目で練習施設に連れて行ったことが、ジョーダンが現役復帰をすることに繋がった。 「僕らは助け合ってきたし、必要な時はお互い手を差し伸べていた」とジョーダンとの関係について語ったアームストロングは「彼がブルズに復帰した時は嬉しかった。彼にとってバスケットボールがどれほど重要であるかを僕は知っていたからね」と当時を振り返った。

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