サクラメント・キングスのルーク・ウォルトンHC(ヘッドコーチ)が地元TV局『NBC Sports BayArea』の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染防止対策として不要不急の外出が禁止されている現在の生活ついて語った。 現在はチーム練習も禁止されているため、コーチと選手たちが直接会って接することができない状況にあるNBA。だが、キングスの指揮官は、今だからこそ成長できる部分もあるとした。 「今のNBAにおいて、選手の育成は大きなことだと信じている。そしてコート外での成長も大事で、今はそのための重要な時間となっている」 様々な面で成長をして欲しいと、選手たちに読書やポッドキャストを聞いたり、瞑想することを勧めているとしたウォルトンHC。さらに『Zoom』を使い、チームでヨガを行っていることも明かしている。 「私たちは、これらを選手たちに強制することはできないし、そのつもりもない。ただ、異なる分野にチャレンジし、成長することはとても励みになるはず」 また、瞑想についてウォルトンHCは、“禅マスター”として知られるフィル・ジャクソンの下でプレイしていた現役時代に始めたとし、「最初はクレイジーだと思っていたけど、年を取り瞑想の利点を理解できるようになった」と語っている。 現在の状況下では、望むような練習が出来ず焦る選手もいるだろう。そんななかウォルトンHCは、今はプレイヤーとしてだけでなく、人間として成長する良い機会だというメッセージを、キングスの選手たちに送っているとした。