ジョン・ウォール、最も守るのが難しかった選手に“全盛期”のローズを選出「彼は本物だった」

八村塁が所属するワシントン・ウィザーズのジョン・ウォールは、左アキレス腱断裂からの復活を目指している。オールスター出場5回を誇るなど、リーグ屈指のアスレティック系ポイントガード(PG)として知られるが、NBA10年目、通算573試合に出場してきたなかで最もマッチアップで手を焼いたのが“全盛期”のデリック・ローズ(デトロイト・ピストンズ)だったという。 新型コロナウイルスの感染拡大により、NBAは3月12日(日本時間13日)からリーグ戦が中断。チーム活動は禁じられ、選手たちは自宅で過ごす時間が多くなっている。各自、ビデオインタビューでのメディア出演やSNSでの情報発信を行っているなか、ウォールもバスケットボール選手のダリル・ブライアントとのインスタライブで「NBAで最もマッチアップがタフだった選手」を答えている。 「ベスト? 怪我をしていなかったら、D-Rose(ローズの愛称)だね。彼は本物だった。今までガードしなければいけなかったなかで最もタフな選手だよ」 2008年ドラフト全体1位でシカゴ・ブルズから指名を受けたローズは、3年目の2010-11シーズンに平均25.0得点、4.1リバウンド、7.7アシストの好成績で史上最年少となる22歳6カ月でシーズンMVPを受賞。抜群の身体能力とスピードでリーグを席巻し、鋭いクロスオーバーや華麗なダブルクラッチ、豪快なダンクを繰り出して観る者を魅了した。 しかし、2011-12シーズンに左膝前十字靭帯を断裂してキャリアが一変。2013-14シーズンに右膝半月板断裂、2015年と17年にも半月板を断裂するなど故障に泣かされ、ブルズ退団後はニューヨーク・ニックス、クリーブランド・キャバリアーズ、ミネソタ・ティンバーウルブズ、ピストンズと渡り歩くことになった。 ローズと2歳年下のウォールは、大学時代に名将ジョン・カリパリ(ローズはメンフィス大、ウォールはケンタッキー大)の指導を受け、ポジションやプレイスタイルも通ずるものがある。2人はこれまでレギュラーシーズンで12回対戦し、成績は6勝6敗の5分。しかし、ウォールが初勝利を飾ったのはローズがすでに2度の大怪我を追っていた2014-15シーズンで、全盛期の2010~12年は4戦全敗、個人スタッツでも完全に負けていた。 全盛期の凄さをその身を持って知っているウォールにとって、ローズは今なお特別な存在のようだ。

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