ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラードは、NBA屈指のシュートレンジの広さを誇ることで知られている。そのリラードが、『TNT』のアーニー・ジョンソンと行なったインタビュー内にあった“ハーフコートショット”に関するやりとりが先日話題となった。 「ハーフコートからのプルアップシュートを楽に打つことはできる。実際の試合で打っていない唯一の理由は、これをコンスタントにやるのはさすがにクレイジー過ぎると思っているから。ただ、俺はハーフコートから打てるし、いずれ試合でも打つつもりだ。見ていてほしい」 この発言を受け、ブレイザーズのテリー・ストッツHC(ヘッドコーチ)が、チームの公式サイトにて配信されたインタビューで、ハーフコートショットを戦術として採用する可能性について触れた。 「新型コロナウイルスのパンデミックが起こる約1カ月前から、彼はハーフコートから簡単にシュートを打っていた。『コーチ、俺がここから狙うのはどう思う?』と聞かれたんだけど、そのときはイエスともノーとも言わなかった。ただ、準備はできているよ」 さらに指揮官は、次のように大黒柱リラードへの信頼を強調している。 「デイミアンは、試合でどんなシュートを打つかを選択できる権利をすでに勝ち取っている」 ストッツHCの言葉がリップサービスでなければ、試合展開に関係なくリラードがハーフコートからシュートを打つ姿を、リーグ再開後は見られるかもしれない。