コービーvsダンカン比較論 名物ジャーナリストが持論「優れていたのはダンカンだと言わざるを得ない」

2020年のバスケットボール殿堂入り選手が4月4日(日本時間5日)に発表され、今年1月にヘリコプター墜落事故で急逝したコービー・ブライアント、ティム・ダンカンやケビン・ガーネットら9人が名を連ねた。『ESPN』の『First Take』では、「コービーとダンカン、どちらのキャリアが優れていたか?」というテーマで議論を展開。名物スポーツジャーナリストのスティーブン・A・スミス氏は、“ダンカンが上”と主張している。 コービーは1996年のドラフト1巡目13位でNBA入り。“怪物センター”シャキール・オニールとの強力デュオでロサンゼルス・レイカーズの3連覇に貢献し、単独エースとなったその後も2度のタイトルを獲得している。歴代4位の通算3万3,643得点を誇るスコアラーは今年1月26日(同27日)に不慮の事故に巻き込まれて命を落としたが、数々の功績が認められて殿堂入りを果たした。 一方のダンカンは、コービーがNBA入りした翌1997年のドラフト全体1位指名でサンアントニオ・スパーズに入団。デビッド・ロビンソンとの“ツインタワー”、トニー・パーカー&マヌ・ジノビリとの“ビッグ3”で計5回の優勝リングを手にし、「史上最強のパワーフォワード」とまで称された。 両者とも殿堂入りに値するスーパースターだが、スティーブン・A・スミス氏は「コービー・ブライアントに然るべき敬意を払って言うが」と前置きしたうえで、ダンカンがより優れていると持論を展開した。 「ティム・ダンカンと言わざるを得ない。ティム・ダンカンが披露した不変のスタイルを踏まえて考えると、ダンカンのおかげでデビッド・ロビンソンはタイトルを獲れた。ティム・ダンカンはチャンピオンに5回輝いている。コービーと同じタイトル数で、ファイナルMVP受賞回数は多い。NBAオールディフェンシブ1stチームに10回選出され、最も偉大なパワーフォワードとして広く認知されている事実を考慮しないといけない」 ただ、番組コメンテーターのマックス・ケラーマン氏は、殿堂入り選手のチャールズ・バークレーが「コービー・ブライアントは俺がこれまで見てきたなかで、マイケル・ジョーダンを除いては最高の選手」という発言に賛同しながら、このように反論している。 「私はコービー・ブライアントを選ぶ。チャールズ・バークレーは正しい。コービー・ブライアントは我々が見たなかで、マイケル・ジョーダンに最も近い存在だ。大きな理由は、コービーがゲームのなかで最高の選手と認められているからだ。ティム・ダンカンも当時現役で、全盛期だったにもかかわらずね」 2人の議論は最後まで白熱。『ESPN』の公式YouTubeチャンネルにも2500件以上のコメントが寄せられるなど大きな反響を呼んでいる。

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