新型コロナウイルスの猛威によって現在、NBAはシーズン中断中であり、いつ再開できるかも不透明な状況だ。そんなウイルスの影響を最初に受けたチームが、ユタ・ジャズだった。ルディ・ゴベアがNBA選手では初の感染者として報じられ、ドノバン・ミッチェルも後に感染したことが分かった。 ウイルス感染が警戒されているなかで、ゴベアがロッカールームでチームメイトやスタッフたちに気軽に触るなど不注意な行動をとっていたというジャズの選手の匿名発言が報じられた。実際、記者会見の後、ゴベアが報道陣のレコーダーやマイクにわざと触れた映像が公開された。また、ミッチェルは自身の感染が分かった後、ゴベアへの怒りを抑え、冷静になるのに少し時間が必要だったと明かしている。 事態が終息してリーグ再開に向けてチームが集合した際、ジャズがこれまでのようなチームケミストリーを維持できるか疑問視する声も出ている。しかし、中心選手の1人であるジョー・イングルスは『The Athletic』のサム・アミック記者の取材、以下のように回答した。 「僕たちのチームが完全に大丈夫だと自信を持っている。ドノバン(ミッチェル)の返答を聞いた。彼はルディ(ゴベア)に苛立ったかもしれない。ただ、トレーニングを再開したり、シーズンが再び始まった時、チームはこれまで通りになることは間違いない。ケミストリーも大丈夫だ。みんな言っていたように、僕たちはリーグでも仲が良いチームとして知られていた。それは続いていくと信じている」