今年はコンバインとワークアウトをせずにNBAドラフトを迎えることが濃厚か

本来なら、ドラフトにエントリーした選手のことをじっくりと研究したうえでNBAドラフト当日を迎えることが望ましいが、『CBS Sports』のジョン・ロスステイン記者によると、複数のチーム関係者は「今年はドラフト・コンバインや個別ワークアウト、個人面談などを行わずにNBAドラフトを迎えることになるだろう」と話しているそうだ。 今年のNBAドラフトに関する懸念について、『NBC Sports Northwest』のディラン・ミッカネン記者は以下のようにリポートしている。 なによりも、個別ワークアウトを実施できないことは、NBAチームにとっても選手にとっても大きな痛手だ。これまでに、ドノバン・ミッチェル(ユタ・ジャズ)やデイミアン・リラード(ポートランド・トレイルブレイザーズ)といった掘り出し物が個別ワークアウトによって”発掘”されてきたが、今年は全チームが共通のビデオや資料を見て選手を評価することになる。 しかも、今年は新型コロナウイルスによって全米の大学バスケットボールも中断されたため、NBAスカウトたちが参考にする試合映像も限られている。特に、通常なら3月に行われるNCAAトーナメントでは、UCLAのロンゾ・ボール(ニューオーリンズ・ペリカンズ)を相手に大活躍したケンタッキー大学のディアロン・フォックス(サクラメント・キングス)や、強豪マーケット大学を破る大番狂わせを演じたマレー州立大学のジャ・モラント(メンフィス・グリズリーズ)のような『シンデレラ・プレイヤー』が度々現れるが、今年はそういった機会も失われた。 もし、このまま今シーズンが終了となった場合、今年のNBAドラフトで高順位を引き当てる可能性が最も低いのはブレイザーズだ(上位4位までを引き当てる可能性が2.4%で、全体1位を引き当てる可能性は0.5%)。 今年のNBAドラフトは6月25日(日本時間26日)にブルックリンのバークレイズ・センターで開催される予定だったが、新型コロナウイルスによるシーズン中断の影響で、スケジュール変更となることがほぼ確実だ。

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