チームから自主隔離を指示されていたトロント・ラプターズのクリス・ブーシェが、指示を守らず外出していたことが分かった。 リーグ中断前の3月9日(日本時間10日)にユタ・ジャズと対戦していたラプターズは、相手チームのルディ・ゴベアが新型コロナウイルスに感染していた報道を受け、その直後に選手やスタッフに2週間の自主隔離を指示。しかしそれを無視して、スーパーにてマスクなしで買い物をしているところを一般人に激写されたブーシェイは、17日(同18日)、自身のインスタグラムにて謝罪文を発表した。 「数日前、自主隔離が義務づけられていたにも関わらず外出してしまった。トロントの人々、ファン、そしてラプターズに対して謝罪をしたい。人々を危険にさらすつもりはなかった。新型コロナウイルスには陰性だったが、自分の間違いに気付き、今は自主隔離している。トロントのみんながどうか安全であるように」 今回の出来事に対しラプターズは「症状が出ないか自己管理するよう伝えていたが、彼はそれを破った。彼自身、今回のことを非常に後悔している」と声明を発表している。 ブーシェイだけでなく、ラプターズの選手で陽性の検査結果が出ている者はいないが、チームは引き続き選手たちに自主隔離を指示している。