カール・アンソニー・タウンズ、新型コロナウイルスの検査強化へ地元病院に10万ドル寄付

世界中で蔓延する新型コロナウイルスの影響により、NBAは3月12日(日本時間13日)からシーズンの残り試合を無期限で中断している。チーム練習は禁止され、現在は選手個別の練習のみ可能な状態。シーズン再開は早くて6月中旬~下旬、シーズン中止の可能性もあることが『ESPN』などで報じられるなか、ミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズが社会貢献に乗り出した。 プロ5年目のタウンズは今季、自己ベストの平均26.5得点、10.8リバウンドを記録。左手首の負傷でオールスター後は長期離脱しているが、ウルブズのフランチャイズプレイヤーとして君臨している。 NBAにも新型コロナウイルスの猛威が襲い掛かり、シーズン中断を余儀なくされたなか、タウンズは15日(同16日)に自身のインスタグラムを更新。ミネソタ州ロチェスター市に本部を置く総合病院「メイヨー・クリニック」に10万ドル(約1050万円)を寄付することを発表した。 「メイヨー・クリニックはCOVID-19(新型コロナウイルス)を引き起こすウイルスを検出するテストの展開を開始しました。私は、テストの機能と可用性を上げ、メイヨー・クリニックのCOVID-19への対応を向上させて、より迅速に、より効率的にこのウイルスに立ち向かうことを望みます。これが10万ドルを寄付する理由です。メイヨー・クリニックで働く人々、24時間体制で治療にあたっているすべての医療従事者に感謝します。あなた方は我々のヒーローです。みんなで頑張りましょう。自分たちを、そして周りのコミュニティを守りましょう」 『USAトゥデイ』のネイト・スコット記者は、「アメリカにおいて、この病気(新型コロナウイルス)を治療するうえでの難点は、多くの市民が利用できる検査システムの欠如だ」と指摘しており、新型コロナウイルスの検査が行き渡っていないのが懸念されていたという。 ウルブズのプレスリリースによれば、タウンズの寄付により、メイヨー・クリニックは数週間のうちに1日の検査量をこれまでの200件から1000件に増やせる見込みとのこと。 クリーブランド・キャバリアーズのケビン・ラブもリーグ中断によって仕事がなくなったホームアリーナの時間給労働者のために10万ドル(約1050万円)を寄付しており、NBA選手たちも事態の収束に向けてそれぞれが立ち上がっている。

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