世界各国のスポーツリーグが新型コロナウイルスの対応に追われるなか、中国のバスケットボールリーグCBAは中断していたリーグ戦を再開させるようだ。 3月11日(日本時間12日)、『ESPN』のジョナサン・ギボニー記者は、新型コロナウイルスの影響で中断していたCBAが4月初旬を目処にリーグ戦の再開を予定しており、それに伴いリーグに所属するアメリカ人選手に対して今週中にも中国に戻るよう通達したと報じた。しかし同氏はその要請に選手たちが応じるかは不透明だとしている。 現在CBAには、ジェレミー・リン、ランス・スティーブンソン、タイラー・ハンズブロー、タイ・ローソンといった元NBAプレイヤーたちを含む、約40人ほどのアメリカ人選手が所属している。ほとんどの外国籍選手たちは、1月下旬にそれぞれ帰郷するよう指示され、そして当初は2月下旬に戻ってくることを想定して準備をしておくようにとの説明を受けていた。 ギボニー記者がCBAに所属する半数近くのアメリカ人選手、またはその代表者たちと話したところによると、安全面にリスクがある現状、詳細が分からない限り、それぞれの選手が近日中に中国へ向かうことはないと明かしている。 しかしあるエージェントは、もし選手が戻ってこないようであればチームは契約選手をリーグから永久追放することができ、そしてそのエージェントのライセンスは最長で3シーズンにわたり剥奪される可能性があると語った。