デトロイト・ピストンズのデリック・ローズが、右足首の重度の捻挫によって少なくとも2週間は離脱することがチームから発表された。今後については、再検査の結果次第となる。 ローズは3月1日(日本時間2日)に行われたサクラメント・キングス戦の第2クォーターで、対戦相手であるディアロン・フォックスの足の上に着地してしまい負傷。すぐにロッカールームに下がると、そのまま復帰することはなかった。 現在、ピストンズは20勝42敗と大きく黒星が先行。イースタン・カンファレンス8位のブルックリン・ネッツとは7.5ゲーム差をつけられており、プレイオフ出場が苦しい状況になっている。これらを鑑みると、大事をとってこのままローズが残り試合を全休すると予想する声もある。ピストンズのドウェイン・ケーシーHC(ヘッドコーチ)は、地元紙『デトロイト・ニュース』の取材に対し、ローズの状況について次のように語っている。 「これから、彼がどんな感覚なのか見守っていくことになる。これでシーズン終了が確定とはならないし、どうなるかは分からない。まだ、決断を下してはいない」 キャリアを通じて度重なる故障に苦しめられてきたローズだが、今シーズンはここまで大きな離脱もなく50試合に出場して1試合平均18.1得点、5.6アシスト、2.4アシストと健在ぶりをアピールしていた。それだけに、今回の負傷について指揮官もガッカリしている。 「デリックはこれまで自身の身体に関して多くのことを乗り越えてきた。だからこそ、とても残念だ。彼はようやく健康な脚で、よいシーズンを送っていたのに不幸なことが起きてしまったのだから」 ピストンズはローズの離脱を受け、ガードの補強としてジョーダン・マクレーの獲得に興味を持っているという。今シーズン、彼はデンバー・ナゲッツで4試合に出場し、平均2.3得点を記録している。