2020NBAドラフト1位候補のジェームズ・ワイズマン、大学バスケを去った心境を語る「アンフェアだったと感じる」

今年のNBAドラフトで全体1位指名の有力候補と言われているのが、ビッグマンのジェームズ・ワイズマンだ。しかし、今、彼はどのチームにも所属していない。今季メンフィス大に入学するも、開幕早々にNCAA(全米体育協会)から規定違反によって出場停止処分を受けると、わずか3試合に出場しただけで同大バスケットボール部を去っている。 ワイズマンが指摘された違反は、2017年に家族と引越しをする際、現在メンフィス大の指揮官を務める元NBAスター選手のアンファニー・ハーダウェイから1万1,500ドル(約127万円)を援助してもらったこと。これが、大学関係者、支援者からの金銭授受という禁止事項に該当すると見なされたのだ。 当時、ハーダウェイはメンフィスの高校で指導しており、同大HC就任前だったので無関係かと思われた。しかしNCAAは、彼が2008年に母校である同大に100万ドル(約1億1,000万円)の寄付を行っていることで、大学の支援者であると判断した。 その結果、11月中旬にワイズマンには12試合の出場停止処分、受け取った引越し代の返金が罰則として課せられた。当初、ワイズマンはこの処分に異議申し立てを行っていたが、12月に入ってそれを取り下げバスケ部を退部。エージェントと契約し、今はNBAドラフトヘの準備をしている。 『ESPN』の取材に対して、ワイズマンは一連の騒動を「ハリケーンの真ん中にいた。これまでで最悪の状況だったよ。ただ、コートに立ちたかっただけなのに、精神的に苦しくて毎夜泣いていた」と振り返る。 「これはアンフェアだったと感じる。NCAAは処分を下す直前になって僕に警告してきた。違反に関しては全く知らなかったので、予期しない結果だった。そして処分を解除するために返金するのは非現実だった。僕は普通の大学生で、そんな大金を持っていない」 未だ自身の受けた処分に納得できていない様子のワイズマンだが、一方でNBA入りに向けて気持ちも切り替えている。 「体重を増やし、健康な状態を保っていきたい。アンソニー・デイビス、ダーク・ノビツキー、カール・アンソニー・タウンズなど、僕(216cm)と同じ身長でシュートがうまい選手たちの映像から、多くのことを学んでいる」

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