ドウェイン・ウェイド、永久欠番セレモニーで感謝のスピーチ

2月22日(日本時間23日)に行われたクリーブランド・キャバリアーズ対マイアミ・ヒート戦のハーフタイム中に、ヒートのレジェンドであるドウェイン・ウェイドの永久欠番セレモニーが開催された。 式典にはクリス・ボッシュ、ユドニス・ハズレムといったかつてのチームメイトや恩師たちが来場し、NBA史上屈指のシューティングガードの功績を称えた。 最初にスピーチを担ったパット・ライリー球団社長は、「ドウェイン・ウェイドはベストになることだけを求めた男だ。特別な存在になることを目指し、実際にそうなった。この街、このフランチャイズに大きな足跡を残し、多くの人をインスパイアさせた」と長きにわたりヒートを牽引したウェイドに賛辞を送った。 妻である女優のガブリエル・ユニオンと、長男ザイール、そして末っ子カーヴィアによって背番号3がアメリカン・エアラインズ・アリーナに掲げられるのを見上げたあと、マイクを手渡されたウェイドはチームメイト、コーチたちに感謝の言葉を送っている。 自身を2003年のドラフトで指名したライリー球団社長には「パットはバスケットボールに対して並外れた知識や、誠実さ、そして熱意を持っている人間。このフランチャイズに栄光をもたらし、我々個々が持っている責任がどういうものかを教えてくれた。努力を怠らず、プロフェッショナルであること。そういった哲学は、僕が16年間持ち続けたものであり、今後のセカンドキャリアもそれは生き続けるだろう」と感謝の気持ちを伝えた。 “ビッグスリー”を形成し、共にヒートを連覇に導いたクリス・ボッシュとレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)にも想いを伝えている。 「クリス・ボッシュは選手、そして人としてこの世界で最高の男だ。対戦相手としては君は脅威だった。チームを共にしてからは、君の存在が僕らに栄光をもたらした。レブロン・ジェームズは今以上に偉大になるかもしれない。僕らはNBAに入ってからすぐ関係を築いた。対戦するときは毎回とてつもないバトルになると思っていた。僕らはお互いのベストを引き出し、それはチームメイトになってからも変わらなかった。チームのため、そして自分らのために僕らは毎日競い合ったんだ」 同じ2003年にヒートに入団し、今もチームでプレイするユドニス・ハズレムには「君が僕の代わりに文句を言ってくれたおかげで、僕は貯金が潤ったよ(笑)」と冗談を交えつつも、「UD、君は最初に会った瞬間から家族のように接してくれたね。君がいなければ3度も優勝することはできなかった。家族を選ぶことはできないけれど、僕には君がいた。兄弟愛してるよ、ありがとう」と言葉を送った。 そしてウェイドは、ライバルとして凌ぎを削った憧れのコービー・ブライアント(元ロサンゼルス・レイカーズ)にも感謝の気持ちを示している。 「僕らにとってもっとも大切なのは、みんなが素晴らしい人生を送れるよう人々を鼓舞することだとコービーは言っていた。僕も今日ここにるみんなに、そのような影響を与えられていたらと思う。コービー、あなたのレガシーの一部分を担わせてくれてありがとう。あなたは僕にとって、とてもとても大きな存在であったことを知っていて欲しい。安らかに眠ってくれ」 約20分にわたるスピーチの最後にウェイドは、ヒートファンに対して「I Love You」と一言伝えると、大歓声のなか感動の式典は幕を閉じた。

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