デニス・シュルーダー、“ウェストブルック時代”と現在の変化に言及「雰囲気が違う」

オクラホマシティ・サンダーは、開幕前にラッセル・ウェストブルック(現ヒューストン・ロケッツ)とポール・ジョージ(現ロサンゼルス・クリッパーズ)の二枚看板を放出し、本格的な再建に突入した。そんななかで、ここまでウェスタン・カンファレンス6位(34勝22敗)の好位置につけているが、所属2年目のデニス・シュルーダーは昨季との“雰囲気”の違いを感じているという。 サンダーは昨季までウェストブルックが大黒柱としてチームを支え、2017-18シーズンから2年間はジョージと強力コンビを形成した。しかし、2016年にカンファレンス決勝に進んで以降はプレイオフ1回戦敗退が続き、昨オフについに主力の大量放出に踏み切った。 今季の低迷は必至と目されたなかで、蓋を開けてみれば、ベテラン司令塔のクリス・ポールがチームを牽引するとともに、新加入のシャイ・ギルジャス・アレキサンダーが中軸として台頭。強豪揃いのウェスタンでプレイオフ圏内の好位置につけている。 昨季サンダーに加入し、2年目の今季はスーパーサブとして平均19.3得点、3.8リバウンド、4.0アシストを記録しているシュルーダーは、『THE OKLAHOMAN』のジョー・ムサット記者にチームの変化についてこう語っている。 「ラッセルはNBAで名声のすべてを手にした。選手としての成功をすべて収めた。ポール・ジョージも同じだ。ただ、クリス・ポールが加わった今季、彼は多くを語ってくれる。コーチと話し、みんなが彼と通じている。今のロッカールームは雰囲気が違うんだ」 ポールのリーダーシップとファシリテーターぶり、そしてビリー・ドノバンHC(ヘッドコーチ)の手腕が融合し、チームを上のステージに押し上げているという。 「去年、僕たちは一歩踏み出せたかと思ったけど上手くいかなかった。(プレイオフ1回戦の)ポートランドでは厳しいシリーズだった。でも、今年はみんなが同じページにいる。それはドノバンHCの功績で、僕らを行くべき場所に押し上げてくれている。シャイ(ギルジャス・アレキサンダー)、クリス(ポール)、みんなの献身性があってこそだ。僕もチームがここに到達するまでに犠牲を払っている。このリーグで多くを見てきたけど、普通は上手くいかないよ」 ウェスタンを勝ち上がるにはクリッパーズやレイカーズなど強敵を撃破しなければならないが、ポールを中心として生まれ変わったサンダーを倒すこともそう簡単ではなさそうだ。

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