アンドレ・ドラモンド、“3ポイント早打ち”が新天地で議論「彼の強みじゃない」

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現役最強リバウンダーと言われるアンドレ・ドラモンドは、トレード期限最終日となる2月6日(日本時間7日)にトレードでクリーブランド・キャバリアーズへ移籍した。9日(同10日)の本拠地ロサンゼルス・クリッパーズ戦で新天地デビューを果たし、19得点、14リバウンド、3アシスト、1ブロック、2スティールを記録したが、あるプレイが議論に上がっている。それが3ポイントシュートだ。 ドラモンドはクリッパーズ戦で3本の3ポイントを試投。これは彼の592試合のNBAキャリアにおいて3度のことだった。それまでの通算成功率が12.2%だと踏まえれば、決して彼の武器ではない。 第1Q(クォーター)残り6分35秒、ダリアス・ガーランドのパスを受けてトップの位置から打った3ポイントは失敗。ショットクロックはまだ16秒あり、ゴール下には誰もない状況だった。第2Q残り4分52秒にはポストアップしてモントレズ・ハレルに正対したのち、3ポイントラインの外に出てシュートに成功。第3Q残り5分13秒の速攻崩れの場面では、コリン・セクストンからパスを受け取った瞬間に迷わず3ポイントを放ち、結果的に決めている。 ただ、『cleveland.com』のクリス・ヒョードル記者は、「誰もが彼のスタイル・傾向を学んでいる最中だが、ショットクロックの早い段階で3ポイントを打つか?」と疑問を呈している。 「ジャンパーはキャリアの大半をペイント内で過ごしてきたドラモンドの強みじゃない。昨季はペイントタッチ(ペイントエリア内でボールを受け取った回数)でリーグ2位(12.8回)、今季も3位(12.0回)だ。サイズの小さいキャブズにとって、ドラモンドは(インサイドにこそ)必要だ」 ヒョードル記者によれば、ドラモンドは新天地でのデビュー戦後、3ポイントについて、「8年連続で取り組んでいる。オープンだったら安心して打てる」と自信を覗かせたという。ただ一方で、ジョン・ベイレインHC(ヘッドコーチ)は状況を見極める必要性を主張している。 「彼と話すことになると思う。彼はオープンだったから打った。デトロイトでは22本近く打っている。成功率が良いと言えるか判断できるほど、練習では見ていない。彼がオープンの時に3ポイントを決められると証明できるなら、検討しなければならない。ただ、少なくともこれまでのスタッツはそれを物語っていない」 プロ入り7年半を過ごしたデトロイト・ピストンズから、イースタン・カンファレンス最下位のキャバリアーズへ放出されたドラモンド。新天地でどのような立場となるのか、しばらく様子を見る必要がありそうだ。

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