ニューオーリンズ・ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンは、2月11日(日本時間12日)に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦に27分52秒出場し、自己最多の31得点、9リバウンド、5アシストの大活躍を見せた。チームも138-117で快勝している。 『ESPN』のアンドリュー・ロペス記者は、試合後のザイオンは自身の大暴れに驚いていたと伝えている。「自分がインパクトを残せると期待していた。ただ、このような活躍ができるとまでは予想していなかったね。混乱することなくチームにフィットできている。チームメイトやコーチ陣は、アウトサイドに出てボールをもらうようにと声をかけてくれるなど、常に僕を後押ししてくれるんだ」 『Elias Sports Bureau』は、30分以下の出場時間で1試合30得点、5リバウンド、5アシストを挙げたルーキーは、NBAとABAが合併した1976-77シーズン以降だと今回のザイオンが初めてと伝えている。 1月下旬のNBA公式戦デビューから9試合を終えた成績は、1試合平均21得点、7.7リバウンド、2.3アシスト。故障明けで出場時間を制限している中での数字とは思えぬほど立派なもので、さらに『ESPN STATS』によれば直近30年のNBAでデビュー戦から最初の10試合のうち7試合で20得点以上を挙げたのは、グラント・ヒル(当時デトロイト・ピストンズ)、シャキール・オニール(当時オーランド・マジック)に次ぐ3人目の快挙だったという。 上々のスタートをきっているザイオンだが、今なお発展途上でもっと進化できると強調する。「みんな自分の方法を見つけようとするけど、僕のスタイルはとても独特だと感じている。ただ、それに適応することはできる。僕はまだ19歳で、多くの成長できる余地がある。今はまだミスもするし、完全ではない。そこから学んでいるところだ」