トレード期限前に放出が取り沙汰されていたロサンゼルス・レイカーズのカイル・クーズマが、チームに残留したことについて自身の気持ちを語った。 『Clutchpoints.com』によると、2月6日(日本時間7日)、111-121で敗れたヒューストン・ロケッツ戦後、クーズマは取材陣の「残留したことをプレッシャー感じていないか?」との質問に対し、「まったくない」とコメントした。 「自分の役割を遂行するだけだよ。コートに出て、エナジー全開でプレイをする。毎回リバウンドを取りにいき、ボールを持ったらベストな決断をするだけだ。プレッシャーはないよ。メディアの人は余計なプレッシャーをかけようとするけれど、俺はチームメイト、そしてチームとして行っていることを信じている。ただ自分の役割をこなすだけだ」 トレード期限前にニューヨーク・ニックスのマーカス・モリスを狙っているとされていたレイカーズだったが、ニックスが求めていたクーズマの放出を拒み、最終的に交渉は決裂。レイカーズ移籍が実現しなかったモリスは、その後トレードで優勝を争うロサンゼルス・クリッパーズに加入している。 今シーズン、クーズマは1試合平均24.9分の出場で12.9得点、4.4リバウンド、1.1アシスト、3ポイント成功率33.0%をマーク。一方のモリスは平均32.3分の出場で、19.6得点、5.4リバウンド、1.4アシスト、3ポイント成功率43.9%と、状況は違えど数字上はクーズマ以上の結果を残していた。 移籍市場で動かなかったレイカーズの決断が正しいものであったとクーズマは自らのプレイで証明できるのか。チームが賭けた24歳の今後の活躍に期待したい。