トレードデッドライン前日の2月5日(日本時間6日)にメンフィス・グリズリーズのアンドレ・イグダーラとマイアミ・ヒートのジャスティス・ウィンズロウのトレードが合意に至ったという情報が流れたが、翌日になって、このトレードが6選手が絡む3チーム間トレードに発展したと、『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー記者が報じた。 ウォジナロウスキー記者によると、このトレードでヒートはグリズリーズからイグダーラ、ソロモン・ヒル、ジェイ・クラウダーの3選手を獲得し、グリズリーズはウィンズロウ、ディオン・ウェイターズ、ジェームズ・ジョンソンを獲得した。さらに、ヒートはジョンソンをミネソタ・ティンバーウルブズにトレードして、その見返りとしてゴーギー・ジェンを獲得した、とのことだ。 また、前日の情報通り、イグダーラは移籍先のヒートと2年3000万ドル(約33億円)の延長契約を結ぶことにも合意している。 イグダーラの獲得について、ヒートのゴラン・ドラギッチは「3度の優勝を経験したイグダーラがチームに加わったことを嬉しく思っている。彼の頭脳を学ぶのが待ち遠しいよ。彼は、このチームにとって非常に大きな補強だ」と語っている。 イグダーラと共にヒートにトレードされたヒルは、今シーズンは1試合平均5.7得点、3リバウンド、2アシストを記録しており、同じくヒートに移籍するクラウダーは平均9.9得点、6.2リバウンド、2.8アシストを記録している。彼らは3人ともハードなディフェンスに定評があるので、ヒートの方向性に上手くフィットするはずだ。 グリズリーズに加入するウィンズロウは、プレイメイカーとしての新たな才能を開花させて1試合平均11.3得点、6.6リバウンド、4アシストという成績を記録していたが、怪我の影響で今シーズンは11試合しか出場していない。また、ウルブズから移籍したジェンは、今シーズンは1試合平均7.4得点、5.6リバウンド、1.3アシストを記録している。ウェイターズは、様々な問題を起こした関係で今シーズンは3試合しか出場していない。 グリズリーズを経てウルブズに移籍したジョンソンは、今シーズンは18試合に出場して1試合平均5.7得点、2.9リバウンドを記録している。 ■ヒート アンドレ・イグダーラ(←グリズリーズ) ソロモン・ヒル(←グリズリーズ) ジェイ・クラウダー(←グリズリーズ) ゴーギー・ジェン(←ウルブズ) ■グリズリーズ ジャスティス・ウィンズロウ(←ヒート) ディオン・ウェイターズ(←ヒート) ■ウルブズ ジェームズ・ジョンソン(←グリズリーズ←ヒート)