昨オフの大型トレードでエースのアンソニー・デイビスを放出してロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハートらを獲得したニューオーリンズ・ペリカンズは、ベテランポイントガードのドリュー・ホリデーもトレードして本格的な若返りを図るとみられていた。 しかし、2月6日(日本時間7日)のトレード・デッドライン直前になってもペリカンズには良いオファーが届かなかったため、ホリデーがペリカンズに残留する可能性が濃厚になってきた。 『NBCSPORTS.COM』のサム・クイン記者は、ホリデーがトレードされる可能性について以下のようにリポートしている。 ホリデーの契約が確定しているのは来シーズンまでで、2021-22シーズンはプレイヤー・オプションになっている。もちろん、ホリデーはチームのベスト・ポイントガードであり、本人もトレードは望んでいないが、ポイントガードのアップグレードを狙う幾つかのチームがトレードを打診していたのも確かだ。 噂によると、そのうち2チームはマイアミ・ヒートとデンバー・ナゲッツだったそうだが、どちらのオファーも決め手に欠けていたため、トレード成立には至らなかったと言われている。おそらく、ナゲッツはマイケル・ポーターJr.を、ヒートはタイラー・ヒーローをトレード要員に含めていれば、トレードが成立した可能性があったかもしれない。 だが、もうペリカンズはホリデーを残留させる方向で気持ちを固めたようだと、ESPNのエイドリアン・ウォジナロウスキー記者は報じている。 29歳のホリデーは、今シーズンは42試合に出場して(全て先発)、1試合平均19.4得点、4.7リバウンド、6.3アシストを記録しており、サラリーは2019-20シーズンと2020-21シーズンが2610万ドル(約28億円)ずつで、2021-22シーズンは2700万ドル(約29億円)のプレイヤー・オプションとなっている。