ブルックリン・ネッツに移籍したケビン・デュラントは、昨年6月のNBAファイナル第5戦で右足アキレス腱を断裂したため、新天地での1年目はここまで1試合も出場してない。シーズン全休が濃厚とされるなか、リハビリ自体は順調に進んでいるようだ。 通算2万2,940得点、3ポイント成功数1,500本以上、オールスター出場10回、シーズンMVP1回、優勝した2017年、18年ともにファイナルMVPに輝くなど、デュラントはリーグを代表するスコアリングマシンとして君臨してきた。 2016-17シーズンから3年間、ゴールデンステイト・ウォリアーズに在籍してきたが、昨季のファイナル第5戦で右足アキレス腱を断裂。その後、サイン&トレードでネッツに新天地を求めた。 チームの練習場に顔を出して同僚とコミュニケーションを取り、ホームゲームではコートサイドで戦況を見守ってきたデュラントだが、大怪我から約8カ月が経過し、ついに本格的なリハビリを開始した。 『ニューヨーク・デイリーニュース』のクリスタン・ウィンフィールド記者は2月4日(日本時間5日)、ネッツのトレーニング施設でデュラントが全力疾走する動画をツイッターに投稿。映像ではコートを斜めに駆け抜け、アメフトのボールをスタッフに投げる様子が収録されている。ウィンフィールド記者によれば、すでにジャンプなしでのシュートと下がりながらのジャンパーは行っており、そこにランニングのメニューが加わった段階だという。 「CBSスポーツ」は、ケニー・アトキンソンHC(ヘッドコーチ)が4日の練習後、「彼は今、これをやっている。リハビリの一環だ」とデュラントに言及したコメントを紹介している。 デュラントは昨年9月のメディアデー以来、公の場では話しておらず、ネッツもデュラントが2019-20シーズンを全休するとはまだ正式発表していない。現在7位とプレイオフ圏内に位置するなか、シーズン最終盤に復帰する可能性はあるのか。デュラントの回復状況には今後も熱視線が送られることになりそうだ。