ニューオーリンズ・ペリカンズは、現地2月2日のヒューストン・ロケッツ戦に109-117で敗れた。第3クォーターまでは互角だったが、第4クォーターに16-25とオフェンスが失速しての黒星について、ペリカンズのアルビン・ジェントリーHC(ヘッドコーチ)は、注目ルーキーのザイオン・ウィリアムソンにボールを渡せなかったことを敗因に挙げている。 実際、ザイオンはこの試合で自己最多32分59秒出場し、21得点、10リバウンドと活躍。しかし、第4クォーターは10分22秒に出場するもフィールドゴール3本中1本成功の4得点にとどまっていた。 『ESPN』のアンドリュー・ロペス記者は、ジェントリーHCのコメントを次のように伝えている。「私たちは、やるべきことを遂行できなかった。ザイオンが4分間もボールを持つことができない。これは2度と起こってはいけないことだ。こうなってしまった責任は私にある。もし、彼にボールを渡してアタックさせ、それでうまくなかったら他の選手を使う。その判断の責任も私にある。ただ、私たちは第4クォーターで彼にボールを渡さないといけない」 第4クォーター、ザイオンを使ってうまく攻められなかったペリカンズは、チーム全体で3ポイントシュート9本全て失敗するなどフィールドゴール22本中5本のみの成功にとどまっている。 一方、ザイオン本人は第4クォーターでパスが回ってこなかったことを気にしておらず、「チームメイトが何か悪かったとは思わない。彼らは良いシュートを打っていた。僕たちは学んで前に進んでいくだけだ」と語っている。 シーズン5試合目となったザイオンだが、3試合で20得点以上をマークするなど、1試合平均19.2得点、7.8リバウンド、FG成功率62.5%というスタッツを見れば上々のスタートを切ったと言えるだろう。