ペリカンズのザイオン・ウィリアムソンが待望のレギュラーシーズン・デビュー

開幕前に右膝半月板の手術をした影響で出遅れていたニューオーリンズ・ペリカンズのルーキー、ザイオン・ウィリアムソンが、現地1月22日にホームのスムージーキング・センターで行われたサンアントニオ・スパーズ戦で、待望のレギュラーシーズン・デビューを飾った。 先発出場したウィリアムソンは、試合の出だしこそ”慣らし運転”のようなプレイぶりだったが、第2クォーター残り10分36秒の場面でオフェンス・リバウンドを拾って初得点を決めると、会場は大歓声に包まれた。さらに、第4クォーターにウィリアムソンが3分29秒の間に17連続得点を記録する猛攻を見せると、満員の観衆からはMVPコールも贈られた。ESPN Stats & Infoによると、17得点というのは、キャリア初戦の選手が1つのクォーターに記録した得点としては、直近20シーズン中で最多タイの記録とのことだ。 試合は、第1クォーターに7点リードを奪ったスパーズが粘るペリカンズを退けて121-117で勝利したが、ウィリアムソンは18分18秒の出場で22得点、7リバウンド、3アシスト、フィールドゴール11本中8本成功、3ポイントシュート4本全て成功、フリースロー4本中2本成功という活躍を見せた。 このウィリアムソンの活躍について、ペリカンズのアルビン・ジェントリー・ヘッドコーチは「あなたたちが今晩の試合で見た光景こそが、我々が知っている彼本来の姿だ。我々は、彼と一緒に多くのことを成し遂げるだろう。彼にはたくさんのポテンシャルがある。その片鱗を見せてくれて嬉しく思っている。彼は非常に高い目標に到達できるはずだ」と、高く評価した。 今シーズンの新人王争いはメンフィス・グリズリーズのジャ・モラントが優勢という見方が強いが、ウィリアムソンがこのまま本領を発揮し続ければ、シーズン終了時点には評価が逆転する可能性もある。 試合後の会見で、ウィリアムソンは記者団の質問に対して以下のように語っている。 ――チームドクターによってプレイタイムを制限されましたが、短い出番に対応するのは難しかったですか? ウィリアムソン:まだプレイしたいという気持ちを抑えるのが大変だった。俺はまだ19歳だから、「今後どれだけ健康にプレイできるか」なんてことは気にせず、今プレイしている試合に勝つことだけを考えている。だから、プレイ時間を制限されるのは本当に辛かった。 ――大学生時代には1試合に4本も3ポイントシュートを決めたことはありませんでしたが、今日はゾーンに入っていたのですか? ウィリアムソン:そうかもしれない。怪我の影響でしばらくは激しい運動ができなかったから、その代わりにシュートの練習に励んでいたので、その成果かもしれない。 ――こんなに良い形でNBAデビューを飾れると思っていましたか? ウィリアムソン:試合に負けたことを除いては、夢に描いていた通りだ。観客も素晴らしかった。ようやくレギュラーシーズン・デビューを飾れたことを嬉しく思っている。

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