元ロサンゼルス・レイカーズのコービー・ブライアントは、NBAでも通用する実力を持つ女子プレイヤーがいると考えている。『CNN』の取材に対して、「正直に言って今、何人かの選手はNBAでプレイできると思う」とコメント。具体的にはダイアナ・タラシ(フェニックス・マーキュリー)、マヤ・ムーア(前ミネソタ・リンクス)、エレナ・デレ・ダン(ワシントン・ミスティックス)という3人のWNBAプレイヤーの名前を挙げた。 2004年にプロキャリアをスタートさせたタラシは、WNBAオールスター9度選出を誇り、フェニックス・マーキュリーで3度リーグ王者に輝いているリーグ随一の実力者だ。2009年のリーグMVPである彼女は、WNBAの通算得点部門でトップに立つ。卓越した得点能力とここ一番での勝負強さから、コービーの愛称である“ブラックマンバ”にちなんだ“ホワイトマンバ”と呼ばれているスコアラーだ。 2019年シーズンを家族と過ごす時間、牧師の仕事を優先するために全休しているムーアだが、2014年にはリーグMVPに輝いている選手だ。これまで、リンクスを4度リーグ王者へと導いている。 デレ・ダンは2019年、ミスティックスにチーム初のリーグ優勝をもたらし、自身2度目のシーズンMVPを受賞している。昨シーズンはリーグ史上初となるフィールドゴール成功率50%、3ポイントシュート成功率40%、フリースロー成功率90%以上を同一シーズンで達成する”50-40-90”の偉業を成し遂げた。特にフリースロー成功率97.4%は、試投数100本以上では史上最高の成績だった。