先週、アトランタ・ホークスのチャンドラー・パーソンズが練習の帰り道に飲酒運転の車が起こした事故に巻き込まれた。ESPNによると、パーソンズの怪我の状態は深刻で、NBAを引退しなければならない可能性すらあるそうだ。 現地1月15日、ホークスは、交通事故で脳震盪とむち打ち状態になったパーソンズにNBAの脳震盪プロトコルが適用されたと発表したが、事故や怪我の詳細については明らかにしなかった。 しかし、同20日にパーソンズの代理人であるモーガン&モーガン法律事務所によって「パーソンズには、外傷性脳損傷、椎間板ヘルニア、関節唇の断裂といった幾つかの深刻な障害が残る」という声明が発表され、パーソンズの怪我の深刻さが明らかになった。 モーガン&モーガン法律事務所によると、事故を起こしたドライバーは飲酒運転で既に逮捕されており、3台の車を巻き込む交通事故の罪で訴えられているそうだ。事故を起こしたのは午後2時だったが、そのドライバーは車内で飲酒をしたことを認めている。 31歳のパーソンズは、2016年7月に当時在籍していたメンフィス・グリズリーズと4年9480万ドル(約104億円)の契約を結んだが、膝の怪我の影響もあって2016-17シーズンから今シーズンまでの4シーズン合計で100試合にしか出場しておらず、昨夏のトレードで加入したアトランタ・ホークスでは5試合しか出場していなかった。 パーソンズは、これまでの9シーズンのキャリア通算で440試合に出場し、1試合平均12.7得点、4.5リバウンド、2.7アシストという成績を残している。 モーガン&モーガン法律事務所は「チャンドラーは肉体的にNBA選手としてのピークを迎えていた。現在、彼はチームのドクターと共に健康を回復する術を探っているが、彼が選手として復帰できるかどうかは不透明な状況だ。我々は、彼の怪我を完治させることを最優先し、あらゆる手を尽くして彼をサポートしている」とコメントしている。