ラリー・ドリューHCの今シーズンの契約が成立

ラリー・ドリュー氏とクリーブランド・キャバリアーズとの行き詰まった関係に終止符が打たれた。 キャバリアーズはドリュー氏との契約を見直し、今シーズンの間、彼を正式なヘッドコーチとしてチームに迎え入れることを決めた。おそらく、彼は今後もチームの指揮を執ることになるだろう。 ドリューHC(ヘッドコーチ)と彼のエージェントのアンディー・ミラー氏は、『暫定ヘッドコーチ』という形ではなく、ヘッドコーチとして契約を保証してもらうようにチームと交渉を続けていた。今シーズンの開幕からキャバリアーズの指揮を執っていたタロン・ルー元HCは、0勝6敗という悪いスタートを切った時点で解雇を言い渡されている。 ドリューHCの新たな契約には2019-20シーズンのチームオプションも含まれている。もしチーム側が来シーズンの契約を見送った場合、ドリューHCはバイアウトによる保証金を受け取ることができる。 ドリューHCは、現地11月5日の対オーランド・マジック戦の試合前にインタビューに応じ、以下のようにコメントした。 「ようやくスッキリした。もうグレー・エリア(微妙で不確かな状況)は無い。この契約が決まったことで、私と私のスタッフはチームの再建に本格的に取り組めるようになったんだ。」 ドリューHCは、今シーズン以降のことに関しては、チームとはまだ話し合っていないとしている。 「私がチームと話したのは、どうやって前に進み、何を成し遂げたいかということだ。我々は、何としてでもコリン・セクストンを素晴らしいガードに育て上げないといけない。我々は、このチームを今以上に『戦えるチーム』にしていかないといけないんだ。私はこのチャレンジを受け入れる気満々だし、私のスタッフもこのチャレンジを歓迎している。」 3度のNBA優勝歴を誇るレブロン・ジェームズがいた昨シーズンまでは、キャバリアーズは4シーズン連続でイースタン・カンファレンスを支配していた。 だが、ジェームズが去った今、彼らは非常に困難な状況に直面している。 まず、ただでさえ開幕から負けが込んでいた上に、オールスター・フォワードのケビン・ラブが足の手術により2ヶ月離脱することが決まった。更に追い討ちをかけるように、ベテラン・ガードのJR・スミスがチームにトレードを要求し、セクストンはなかなか調子が上がらず、ジム・ボイラン元アシスタントコーチがチームを相手取って裁判を起こす等、キャバリアーズは散々な状況なのだ。 だが、ドリューHCは、この状況を打開することに意欲を見せている。 「我々は昨シーズンのチームとは明らかに別物だし、更にケビン・ラブも長期間失うことになった。我々は、ケビンがいないという現実を受け入れ、彼がいない状況に備えなければならない。だが、それらは全てもう決まったことだ。我々は、とにかく前を向いて進んでいくしかないんだ。」 コビー・アルトマンGM(ゼネラルマネージャー)は、ドリューHCがチームを育成することで、今シーズンも再びプレーオフに進出することを期待している。 「ドリューHCと契約合意に至ったことに満足している。ヘッドコーチとして、彼はチームに必要な経験とプレーの質の向上をもたらしてくれるはずだ。彼がチームにインパクトを与え、選手を育成し、我々を成功に導いてくれることを期待している。」

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