2018年のNBAドラフト1巡目1位指名でフェニックス・サンズに入団したディアンドレ・エイトンが、先発から控えに”降格”された。しかしこの采配は、モンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)がエイトンの今後の成長を考えた上での判断だったと、『Clutchpoints.com』のジョセフ・セルバンテス記者は報じている。 『AZ Central』のデュエイン・ランキン記者とのインタビューで、エイトンはベンチ出場について「まったく新しい経験だ。俺はずっと先発としてプレイしてきたから、控えの経験は皆無だったんだ。だが、俺は決して下を向くことなく鍛錬を続けるよ。チームのためにプレイし、自分がもっと良い選手になるために練習を重ね、チームメイトのことをもっと良く知って、チームの勝利に貢献するんだ」と、前向きに答えた。 昨シーズン、エイトンは1試合平均16.3得点、10.3リバウンド、1.8アシストを記録して、新人王レースでルカ・ドンチッチ、トレイ・ヤングに次ぐ3位にランクした。今シーズンも、エイトンは1試合平均15.1得点、11.5リバウンド、2.1アシストという良い成績を記録中だが、禁止薬物の使用により開幕から25試合の出場停止処分を受けた影響でまだ8試合しかプレイしておらず、昨シーズンに比べるとプレイの安定感も欠いている。 それでも、”ドラ1”で獲得した選手を控えに回したことに不満を持つファンも多いかもしれないが、ウィリアムズHCはあくまでもエイトンの今後の成長のために、この判断を下したと主張している。 「エイトンに多くの期待が寄せられていることは理解している。この件でもし誰かを責めるなら、私を責めてくれ。だが、我々はあくまでも彼の今後の正しい成長を見据えた上で、この判断を下したのだ」 現地1月11日現在、サンズは15勝23敗でウェスタン・カンファレンスの11位だが、8位のメンフィス・グリズリーズまで2ゲーム差に迫っている。