ニックスがアンドレ・ドラモンドのトレードを見据えてピストンズに接触

イースタン・カンファレンス下位に沈むニューヨーク・ニックスが、デトロイト・ピストンズにアンドレ・ドラモンドのトレードの可能性について問い合わせたという。 ニックスは今季、ドラフト1巡目3位の新人RJ・バレットが平均13.8得点、5.2リバウンドと奮闘しているものの、アトランタ・ホークスとカンファレンス最下位を争う状況になっている。そのなかで、『SportsNet New York』のイアン・ベグリー記者によれば、ドラモンド獲得に関心を示してピストンズに接触したようだ。 ピストンズはブレイク・グリフィンが左膝の負傷で離脱。手術を受ければ、残りの試合を全休とされる。エース不在でチームは調子を落としているが、ドラモンドは3年連続のリバウンド王獲得に向けてインサイドで存在感を発揮している。 ただ、ドラモンドの交渉がすぐさま成立に向かうわけではないようだ。ピストンズはキャップスペースの確保を見据えて今季限りで契約が切れる選手とドラフト指名権を交換条件とし、ニックスのデミス・スミスJr.に興味を示していると目される。ジュリアス・ランドルを含めたトレードは事実上可能だが、年俸2,709万ドル(約29億7,000万円)のドラモンドがオフにプレイヤーオプションで無制限のFAになる権利を保有している点が駆け引きのポイントになっているという。 ニックスは身長216cmを誇る21歳のミッチェル・ロビンソンが成長中。大物FAを獲得するキャップスペースもあるため、手駒を手放さずに完全FAでドラモンドを獲得するプランも視野に入れていると、ベグリー記者はレポートしている。 ミネソタ・ティンバーウルブズのカール・アンソニー・タウンズにも興味を示していると伝えられているニックスだが、はたして低迷期脱出に向けてどのような一手を打つのだろうか。

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