クレイ・トンプソン、元同僚ザザ・パチューリアが明かす“試合モード練習動画”の舞台裏

左膝の前十字靱帯断裂で長期離脱しているゴールデンスイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、ユニフォームとヘッドバンドを着用して3ポイントシュートを決める練習動画がネット上で拡散され、大きな注目を集めた。かつてのチームメイトで、現在はウォリアーズのフロントで働くザザ・パチューリア氏が『NBCスポーツ』でトンプソンについて語っている。 トンプソンは昨年6月のNBAファイナル第6戦で左膝の前十字靱帯を断裂し、7月2日に手術を受けた。一般的に回復までは8~10カ月を要すると言われる大怪我だけに、今シーズンを全休する可能性も指摘されている。 『NBCスポーツ』によれば、トンプソンは11月から軽い個人メニューを開始。最近では膝の装具をつけずに汗を流しているという。そのなかで先日、背番号11の黄色いユニフォームを身にまとい、白いヘッドバンドも着用した試合さながらの恰好をしたトンプソンが右コーナーへ走っていき、パチューリア氏のパスを受けて素早くキャッチ&リリース、綺麗な放物線を描いたシュートを決める動画がネッツ上で話題を呼んだ。これは12月28日に行われた本拠地でのダラス・マーベリックス戦の後半の出来事だったとパチューリア氏は明かす。 「彼が少しシュートを打ちたいと行ったから、サポートを申し出たんだ。リバウンドとパスをしたよ。始めてすぐタッチがいいと感じた」 半年以上実戦から遠ざかっているなか、トンプソンのシュート精度の高さにはウォリアーズで2年間共闘したパチューリア氏も改めて驚かされたようだ。 「彼は僕が思っていたより良かった。彼はコーナーからのスリー(3ポイントシュート)を10本すべて決めた。シューターとはそういうものだと思う。彼は俺に言ったよ、『自転車に乗るようなものだ』ってね」 ジョージア出身のパチューリア氏は、怪我に対するアメリカとヨーロッパの違いについても言及。ヨーロッパは契約が短い傾向があり、チームの首脳陣は選手に早期復帰を求めるため、万全の状態でないことも少なくないという。 「クレイがもしヨーロッパにいたら、前十字靱帯の手術の後、6カ月でコートに戻るだろう。彼ら(欧州のチーム)は長期的に選手を見ていない。目の前のことだけを心配しているんだ」 ウォリアーズはエースのステフィン・カリーも左手骨折で離脱中。2月以降の復帰が見込まれているが、パチューリア氏は“スプラッシュ・ブラザーズ”への全面協力を誓っている。 「クレイとステフに同じことを伝えた。『練習する時はいつでも連絡してくれ』ってね。彼らとは素晴らしい思い出がある。若い選手と練習するのとはまた違うよ」 トンプソンとカリーにとって、気心知れたパチューリア氏の存在は心強いことだろう。

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