ボストン・セルティックスのゴードン・ヘイワードが、現地12月9日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で1カ月ぶりに公式戦出場。26分間プレイし、14得点、5リバウンド、4アシストで、復帰戦を勝利で飾った。 プロ10年目のヘイワードは今季、開幕8試合で平均18.9得点、7.1リバウンド、4.1アシスト、3ポイントシュート成功率43.3%を記録。好調をキープしていたなか、11月9日のサンアントニオ・スパーズ戦で左手を骨折し、手術を受けた。 当初は全治6週間と発表されていたが、12月8日の練習でフルメニューを消化。代理人のマーク・バーテルステイン氏は「100%ではない」とし、ヘイワードも骨折箇所に固定用の金具が埋まっている状態に「たぶん前回(故障前)よりも強く(シュートを)打つ必要がある」と語っていたなかで、9日のキャバリアーズ戦でスタメンとして1カ月ぶりに戦列復帰を果たした。 試合前にケンバ・ウォーカーが、「ゴードンはとてもスマートで、プレイの仕方を知っている。彼は怪我する前と同じくらい勇敢に戦ってくれるはずだ」と期待を寄せていたように、1カ月のブランクを感じさせないプレイを披露する。第1Q(クォーター)残り6分44秒に復帰後初得点を挙げ、その後にミドルジャンパーも成功。前半で4得点、3リバウンド、2アシスト、1スティールをマークすると、後半にもドライブからのレイアップやステップバックジャンパー、豪快なダンクを決めるなど、最終的に14得点、5リバウンド、4アシスト、1スティールを記録して110-88の勝利に貢献した。 セルティックスは今季成績を17勝5敗とし、カンファレンス首位のミルウォーキー・バックスを追走。ブラッド・スティーブンスHC(ヘッドコーチ)は「彼は状況を上手く読むことができる」とディフェンダーとしてもヘイワードに期待しており、頼れる男がコートに帰ってきた。