ジョー・イングルズとルディ・ゴベアのピック・アンド・ロールに注目!

現地12月7日に行われたメンフィス・グリズリーズとの試合で、ユタ・ジャズのジョー・イングルズは12得点、10アシストを記録してチームの勝利に貢献した。 この試合で、イングルズはセンターのルディ・ゴベアとのピック・アンド・ロールを多用してアシストを量産している。 試合後に「ピック・アンド・ロールの時に、あなたは誰をパスの標的にしていますか?」とリポーターに質問されたイングルズは「7フッター(身長2m13cm)のフランス人だ。彼しかいないよ」と答えた。 イングルズとゴベアは、ジャズで6年間一緒にプレイしている。 イングルズは「俺はプレイの先を読んで、プレイを遂行するように努めている。ゴベアが素晴らしいスクリーナー(スクリーンをセットする選手)なのは明らかだ。それに、俺たちは6年も一緒にプレイしてきた。俺たちは、一緒にプレイする方法を心得ていると思うよ」と、ゴベアとのコンビネーションについて語っている。 今シーズンからシックスマンになったイングルズは、先発ポイントガードのマイク・コンリーがハムストリング痛で戦線離脱して以降は先発ラインナップに戻って、ボールハンドラーのファースト・オプションを任されている。シックスマンへのアジャストに苦しんでいたイングルズは、ゴベアとのピック・アンド・ロールで自分のリズムを取り戻し始めたようだ。 ゴベアとのコンビについて、イングルズは「エド(デイビス)やトニー(ブラッドリー)とプレイする時も、俺はいつもと変わらずアグレッシブにプレイし、プレイを成功させることに集中している。だが、誰もが知っている通り、ルディのスクリーンは特に素晴らしいんだ」とコメントしている。 昨シーズンまで、イングルズとデリック・フェイバーズのピック・アンド・ロールは、ジャズで最も信頼のおけるプレイだった。だが、フェイバーズが移籍した今シーズンからは、イングルズとゴベアによるピック・アンド・ロールが同じだけの信頼度を発揮することをクイン・スナイダーHC(ヘッドコーチ)は期待している。 スナイダーHCは「ジョーはスクリーンを使うのが上手いし、スクリーンを使った後のプレイの読みも素晴らしい。ルディは良いスクリーンをかけるので、ジョーに様々なオプションが生まれるんだ」と語っている。 この日の試合で、イングルズが決めた10アシストのうち3つはゴベアへのパスだ。 ゴベアはイングルズとのプレイについて「楽しいよ。彼はとても頭が良い選手だし、アンセルフィッシュな選手だ。彼は自分ではほとんどシュートを打たないから、周りが『シュートしろ』と言わないといけないぐらいだ。だが、相手ディフェンスをよく見て、相手のミスを誘発させるイングルズのプレイを見るのは楽しいよ。こういったプレイができる選手がチームにいるなら、彼を使わない手は無いよ」とコメントしている。

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