サクラメント・キングスのボグダン・ボグダノビッチは、ハムストリングを痛めているにも関わらず現地11月12日のフェニックス・サンズ戦に出場し、キャリアハイの31得点を記録してチームを勝利に導いた。 その試合後に、ボグダノビッチは「俺は、チームが勝つためにチームメイトの手助けをしたいと思っているんだ」と、力強くコメントした。 キングスはシーズン序盤から多くの怪我人に悩まされているが、ボグダノビッチは休むことなく試合に出続け、チームの勝利に貢献している。 ボグダノビッチは「ハムストリングの怪我は、これ以上悪くなることはなさそうだ。だが、俺はこの怪我に悩まされ続けている。常に痛みを感じているんだ。体をかがめる時には、いつもハムストリングに痛みが走る。だが、その痛みに耐えながらプレイを続けないといけないんだ。ハムストリングを痛めていることは、何の言い訳にもならないからね」と語っている。 痛みを抱えているにも関わらず安定した活躍を続けるボグダノビッチについて、チームメイトのバディ・ヒールドは「ボギーは俺たちの主軸となる選手だ。彼は試合を愛しているから、決して休もうとしないんだ」とコメントしている。 ボグダノビッチがバスケットボールの試合を愛しているのは明らかだ。 彼はユーロリーグ・チャンピオンという肩書きを引っ提げて2017年にNBAデビューし、2018年のNBAオールスター・ウィークエンドに開催されたライジング・スターズ・チャレンジではMVPを受賞した。 ボグダノビッチは母国セルビアにいた時から活躍していた。2017年にセルビアの最優秀選手に選ばれ、セルビア・リーグで4度チャンピオンとなり、セルビア・カップで2度優勝している。さらに、セルビア代表チームの主力メンバーでもある。 今年のFIBAワールドカップで得点王に輝いたボグダノビッチは、ユーロリーグのオール・ディケイド・チームにもノミネートされている。 NBA選手の誰もが1試合ごとの重要性を理解しているであろうが、ボグダン・ボグダノビッチほど強く感じている選手はいないかもしれない。