シーズンMVPランキング第5週:昨季の新人王ルカ・ドンチッチが第3位に浮上

開幕第5週も終盤に差し掛かった今、昨季の新人王であるルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス)がシーズンMVPランキングのトップ5に踊り出た。 直近10戦で平均31.9得点、11.4リバウンド、10.5アシストを挙げているドンチッチは、10試合を通して30得点以上を挙げての平均トリプルダブルを記録したリーグ史上5番目の選手となった。若干20歳にしてオスカー・ロバートソン(元ミルウォーキー・バックスほか)、マイケル・ジョーダン(元シカゴ・ブルズほか)、ラッセル・ウェストブルック(ヒューストン・ロケッツ)、そしてレブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ)という豪華な面々の仲間入りを果たしたドンチッチが、スポットライトを浴びるのは必然の結果と言えるだろう。 オールラウンダーとしてコート上を支配するドンチッチは、NBA入団前から「選ばれし者」と謳われたレブロンのキャリア序盤と比較されるほどだ。ドンチッチが現地20日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦で35得点を挙げてのトリプルダブルを記録した直後、ウォリアーズのスティーブ・カーHCは「自分がベストプレイヤーであることを知っているかのようにプレイしていた」とドンチッチを賞賛している。 NBA.comが現地22日に発表したランキング上位5位は以下の通り。(データはすべて日本時間11月23日のもの) 1.ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス) 初回からトップを走り続けるアデトクンボは、21日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦でキャリアハイとなる19リバウンドを含む24得点、15アシストを挙げて今季2度目のトリプルダブルを記録。キャリア通算16度のトリプルダブルを達成しているアデトクンボの今季スタッツは、1試合平均30.5得点、13.8リバウンド、6.0アシスト、1.5スティール、1.5ブロックとなっている。 2.レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ) 先週に引き続きアデトクンボを追う形となったレブロンは、シーズンMVP奪還に向けて奮闘中だ。レイカーズの前GMで元NBA選手であるマジック・ジョンソン氏は、「レブロンが今季のシーズンMVPで間違いない」とコメントしている。レブロンの今季スタッツは、1試合平均25.0得点、7.9リバウンド、11.1アシスト、1.3スティールとなっている。 3.ルカ・ドンチッチ(ダラス・マーベリックス) 先週は9位につけていたドンチッチが3位に浮上。現時点での今季スタッツは、1試合平均29.9得点、10.6リバウンド、9.4アシスト、1.4スティールとなっている。今週、先述のウォリアーズ戦を含む2試合連続で35得点超えトリプルダブルを記録しているドンチッチについて、これ以上の説明は不要だろう。 4.ジェームズ・ハーデン(ヒューストン・ロケッツ) 先週は3位だったハーデンが4位に後退。21日のデンバー・ナゲッツ戦で27得点を記録するまで、8試合連続で35得点以上を挙げていたハーデンへの期待値は高すぎるのかも知れない。それでも依然としてリーグ最多得点をマークし続けているハーデンの今季スタッツは、1試合平均38.4得点、5.8リバウンド、7.5アシスト、1.7スティールとなっている。 5.カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ) 先週は4位だったレナードは5位に。初回の3位から徐々に順位を落としている原因として挙げられるのが、ロード・マネジメントだ。レナードの今季スタッツは、1試合平均25.8得点、8.6リバウンド、5.8アシスト、2.2スティール、1.1ブロックとなっている。

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