リック・ピティーノ氏がギリシャ代表コーチ就任で合意

米国出身のバスケットボールコーチであるリック・ピティーノ氏が、ギリシャ代表チームのコーチに就任し、2020年東京オリンピックの出場枠獲得に向けチームを牽引することで合意したようだ。 ギリシャ・バスケットボール連盟が現地8日に発表したところによると、ピティーノ氏のギリシャ代表コーチ就任は11日に公式発表され、合意の詳細についても同日に明かされるという。 「ギリシャ代表チームのコーチに選抜されたことを光栄に思う」と自身のツイッターに投稿したピティーノ氏は、次のように続けた。「多くの仕事と準備がこの先に待っているが、このチャレンジを楽しみにしている」 67歳のピティーノ氏は昨季、ギリシャ・バスケットリーグのパナシナイコスB.C.のコーチに就任し、チームをリーグ優勝へと導いた後、米国へと帰国している。ピティーノ氏は当時、試合の観客による喫煙や乱暴な言動に対して遠慮なく批判し続けていたのにも関わらず、ギリシャのファンから熱い支持を受けている。 NBAの昨季MVPであるヤニス・アデトクンボとその兄であるサナシスは、どちらもミルウォーキー・バックスに所属し、ギリシャ代表チームにも選抜されている。なお、ギリシャ代表チームは、9月に中国で開催されたバスケットボールW杯で、準々決勝進出まであと一歩及ばず、同大会から姿を消すこととなった。 ビティーノ氏は、長年にわたりボストン・セルティックスやニューヨーク・ニックス、そしてケンタッキー大やルイビル大といった多くのNBAやNCAAチームのコーチとして活躍していた。

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