シーズンMVPランキング第3週:今季序盤にトップを走るのは昨季MVPのヤニス・アデトクンボ

開幕3週目となる今、シーズンMVPを予想するには少し気が早いが、元NBA選手で殿堂入りも果たしているゲイリー・ペイトン(シアトル・スーパーソニックス、マイアミ・ヒートほか)はそうは考えていない。 シーズンMVPは、シーズン終了直後に米国とカナダのスポーツ記者などの関係者投票と、ファンのために設定された投票枠による投票で選出される。特に選出の規定などは設けられていないが、ペイトンが考えるMVPの定義は至ってシンプルだ。優秀な選手が、優秀なチームで、優秀な成績を残して初めてMVPを受賞できるという。 「私の予想では、レブロン・ジェームズが今季MVPとなるだろう。彼は、既に平均トリプルダブルに近い成績を残している。彼のプレイを見ていれば分かる。あれはMVPだ」 ペイトンは今季開幕からわずか3週目にして、堂々と先述の通り予想した。また、ペイトンはMVP受賞の条件として、チームが好成績を残す必要があると述べており、ロサンゼルス・レイカーズ、ロサンゼルス・クリッパーズ、フィラデルフィア・76ers、ミルウォーキー・バックスの4チームから今季MVP受賞者が演出されると予想。 なお、NBA.comが現地8日に発表したランキング上位5位は以下の通り。(データはすべて日本時間11月8日のもの) 1.ヤニス・アデトクンボ(ミルウォーキー・バックス) 昨季のMVPであるアデトクンボは、今季も好調なスタートを切っている。驚異的な爆発力で4連勝中のバックスに貢献する彼は、シーズン最初の8試合で通算200得点、100リバウンド、50アシスト以上を挙げたNBA史上初の選手となっている。現時点での今季スタッツは、1試合平均29得点、14.3リバウンド、7.6アシスト、1.6ブロック、1.3スティールとなっている。 2.レブロン・ジェームズ(ロサンゼルス・レイカーズ) ジェームズにとって、年齢はただの数字にすぎない。35歳を目前とする彼の見せるパフォーマンスは、そう言わざるを得ないほどだ。彼がマークした3試合連続トリプルダブルは、レイカーズ史上32年ぶりの快挙となる。現時点での今季スタッツは、1試合平均26.1得点、11.1リバウンド、8.3アシスト、1.6スティールとなっている。 3.カワイ・レナード(ロサンゼルス・クリッパーズ) 昨季のファイナルMVPであるレナードは、リーグ屈指の2ウェイプレイヤーだ。彼の「ロード・マネジメント(苦労を管理しながらレギュラーシーズンをプレイすること)」を巡る論争が繰り広げられているとは言え、彼がMVP候補であることは間違いない。現時点での今季スタッツは、1試合平均29得点、8.1リバウンド、5.4アシスト、1.1ブロック、1.21スティールとなっている。 4.アンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ) ウェスタン・カンファレンで、第3週のプレイヤー・オブ・ザ・イヤーに輝いたデイビスは、レイカーズが彼に期待した通りの貢献をすることが予想される。現時点での今季スタッツは、1試合平均26.6得点、10.9リバウンド、2.7アシスト、3ブロック、1スティールとなっている。 5.ジョエル・エンビード(フィラデルフィア・76ers) 「2度と出場停止処分を受けるようなことはしない」と誓ったエンビードは、懸念されていた体調管理さえしっかりと行い、このまま順調に成績を伸ばせればMVP受賞のチャンスがあるだろう。現時点での今季スタッツは、1試合平均24.3得点、11.8リバウンド、3.3アシスト、1.8ブロック、1スティールとなっている。

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