今オフにマイアミ・ヒートに移籍したジミー・バトラーが、現地10月29日の試合でヒートの選手として最初のレギュラーシーズン・ゲームに出場した。バトラーは、第1子となる長女が生まれた関係で、シーズンの最初の3試合を欠場していた。 バトラーは、試合当日の朝のシュートアラウンド終了後にSouth Florida Sun-Sentinelのインタビューに応じ、長女を授かった感動について「しばらく前から俺の人生は変わり始めていたが、子供が生まれたことで更に激変した。家を出る時や、車に乗る時など、何かをする時には必ず家族を感じるようになった。これからも、ずっとこの気持ちを持ち続けていたい」と語っている。 バトラーは、今オフのサイン&トレードでフィラデルフィア・76ersからヒートに移籍し、4年契約を結んだ。昨シーズン、彼はシクサーズで55試合と、ミネソタ・ティンバーウルブズで10試合に出場し、シーズン全体で1試合平均18.7得点、5.3リバウンド、4アシスト、1.9スティールを記録した。 一方、ヒートで同じく開幕から欠場が続いているディオン・ウェイターズの復帰時期はまだ目処が立っていない。 ウェイターズは、プレシーズン・ゲーム最終戦の試合中にプレイタイムに関する不満を口にしたため、その翌日の現地10月19日にチームから出場停止命令を出された。ヒートのパット・ライリー球団社長は、ウェイターズがこれまでに何度も問題を起こしていたことにも言及したうえで、試合中に不満を口にしたウェイターズの行為を「プロ失格だ」と厳しく批判している。 ウェイターズの出場停止は既に解けているが、ヒートによると、彼は1週間近くチームから離れているそうだ。ウェイターズは先週末のミルウォーキーとミネソタへの遠征にも帯同していない。 ウェイターズはバトラーと共にヒートのウィングの一角を担うことを期待してトレーニング・キャンプを迎えたが、新人のケンドリック・ナンとタイラー・ヒーローの台頭によって居場所を失われた形だ。 ウェイターズは1試合の出場停止につき、今シーズンの1210万ドル(約13億円)の年俸のうち8万3448ドル(約900万円)を失うことになるが、もしこのまま無断欠場が続けば、彼は更に多くの金額を失うことになる。ウェイターズの契約には、「レギュラーシーズン中に70試合出場すれば100万ドル(約1億800万円)のボーナスを加算する」という項目が含まれているからだ。今シーズン、ウェイターズにはあと78試合しか残されていない。