故障に最も弱いチーム、強いチームとは-後編-

故障に弱いチームのトップ5を取り上げた前編に続き、後編では故障に強いチームのトップ5を紹介していく。 1位:デンバー・ナゲッツ ナゲッツのセンター、ニコラ・ヨキッチと同じ特徴を持った選手はいない。昨季の彼は1試合平均20.1得点、10.8リバウンド、7.3アシストを記録。同一シーズンにこの3部門を揃って上回る成績を残したのは殿堂入りのウィルト・チェンバレンしかいない。ヨキッチは特別な存在だが、一方でナゲッツはマイク・マローンHCの下で層が厚く多彩なチームだ。ジャマール・マレー、ウィル・バートン、マリク・ビーズリー、ゲイリー・ハリスに新加入選手(ジェラミ・グラントやマイケル・ポーターJr)らがステップアップすることで、ヨキッチの不在の時もその穴を小さくすることができる。 2位:ヒューストン・ロケッツ ジェームス・ハーデン、ラッセル・ウェストブルックと元MVP2人の理想的な起用法を見つけることがロケッツのマイク・ダントニーHCにとって一番の難関だ。そして、どちらか1人を欠くことになってもハーデンはロケッツ、ウェストブルックはサンダーにおいて、すでにエース1人の状況で結果を残している。最も悪い状況は3月になっても豊富なタレントの持ち味をうまく発揮させる方法が見つけられないことで、そうなるとプレイオフ進出も危なくなってくる。 3位:インディアナ・ペイサーズ 昨季、ペイサーズはオールスターガードのビクラー・オラディポを1月下旬に大ケガで失った後も16勝19敗と踏みとどまり、最終的に48勝34敗で東カンファレンスの第5シードを獲得した。また、昨季序盤、オラディポが3週間欠場した時も7勝4敗だった。引き続き彼がチームベストの選手だが、不在でも乗り越えられる。 4位:フィラデルフィア・76ers シクサーズは中心選手の誰か1人が欠けても問題にならない十分なスター選手を有している。ジョエル・エンビード、ベン・シモンズに加え、安定化のあるトビアス・ハリスが加わったことで、故障者に苦しめられた過去のトラウマから脱却できている。昨季、チームは51勝31敗戦でエンビード不在でも8勝10敗、シモンズ欠場で1勝2敗だった。多くのチームはスター選手2人体制の中、シクサーズはリーグ随一のビッグスリーだ。 5位:ポートランド・トレイルブレイザーズ デイミアン・リラードの重要度であり、信頼性(過去574試合の内、541試合に出場)が下がった訳ではない。しかし、ブレイザーズは、過去の反省を経て様々なスタイルで戦うことができる。昨シーズン、センターのユスフ・ヌルキッチを欠いた中でレギュラーシーズン最後を8勝2敗で終え、プレイオフではカンファレンスファイナルに進出した。また、アンフィニー・シモンズは、リラードとCJ・マッカラムのどちらと組んだところで、もう1つの爆発力のあるバックコート陣を形成できる若手だ。

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