今オフにニューオリンズ・ペリカンズからロサンゼルス・レイカーズにトレードされたアンソニー・デイビスは、スーパースターのレブロン・ジェームズらと共にレイカーズでNBA制覇を果たすことを目指している。そのためには、ディフェンス面で貢献する必要があることを、デイビスは米国大手スポーツメディアYahoo! Sportsの取材で以下の通りコメントしている。 「俺の目標は最優秀守備賞受賞だ。それができれば、チームを勝利に導けると思うよ。レブロンと俺がディフェンスに貢献できれば、全ての試合に勝てる気がする。そのためにも、レブロンと俺の両方がオールディフェンシブチームに選出されなければならない。そして、個人的な目標として、俺は最優秀守備賞受賞を目指す。現実的ではないかも知れないが、全ての試合で相手チームを100点以内に抑えられれば、新シーズンのNBA制覇も射程圏内だと思う」 デイビスが最優秀守備賞を受賞できる可能性は十分にあるだろう。昨季のオールディフェンシブファーストチームに選出されたデイビスは、2015年と2017年に同セカンドチームにも選出されている。キャリアを通して1試合平均10.5リバウンド、2.4ブロック、1.4スティールを挙げているデイビスは、リーグ屈指のディフェンシブプレイヤーであることは間違いない。 レブロンもまた、2009年から2013年にかけて5年連続でオールディフェンシブファーストチームに選出され、翌年には同セカンドチームに選出されている。30歳を迎えた辺りからは、プレイオフへ向け体力を温存していたため、2014年以降のレギュラーシーズンにおけるディフェンス面の貢献度は高くないが、それでも3度ファイナルMVPを受賞しているレブロンは、プレイオフでは高いレベルでオフェンスに貢献していた。 デイビスが上記で述べたように、ディフェンスが勝敗の大きなカギを握ることになるだろう。というのも、新シーズンにレイカーズの一番のライバルとなることが予想されるロサンゼルス・クリッパーズには、リーグ屈指の2ウェイプレイヤーであるカワイ・レナードとポール・ジョージがいるからだ。攻守両面において脅威と化した新シーズンのクリッパーズにレイカーズが対抗するためには、当然守備を固める必要がある。デイビスの目標通り、レイカーズの主力2選手がディフェンスで貢献し、NBA制覇を果たすことができるか注目だ。 スポヲタ:ビタラフ アドル