NBAアナリストのビル・シモンズ氏「ジョシュ・リチャードソンの方がJ・J・レディックよりも76ersにフィットしている」

昨季、後のNBA王者となるトロント・ラプターズとのカンファレンス・セミファイナルにおいて、第7戦のオバータイムまで追い込んだ後に敗退した76ersは、王者に最も近かったチームと言われている。それでもなお、フィラデルフィア・76ersは今オフに大規模なロスター変更を行っている。 今オフ、76ersにとって最大の変化となったのが、FAでチームを去ったJ・J・レディックの代わりに、マイアミ・ヒートとのジミー・バトラーが絡んだサイン&トレードでジョシュ・リチャードソンを獲得し、FAでアル・ホーフォードと契約を果たしたことだ。 76ersが有力なアウトサイドシューターであるベテランのレディックを失ったことはオフェンス面において痛手となってしまったが、The Ringerのビル・シモンズ氏は、76ersが代わりにリチャードソンを獲得したことで、結果的にSGのアップグレードに繋がったと分析している。シモンズ氏は、米国大手スポーツメディアESPNのポッドキャスト番組「Zach Lowe Podcast」に出演した際、「ディフェンス面を考慮するとリチャードソンの方がレディックよりも76ersにフィットしている」とコメントした。 昨季、レディックのスリーポイントシュート成功率は39.7%と、リチャードソンの35.7%と比して優れていることは明白だが、ディフェンス面においてはリチャードソンの過去2シーズンの通算スティール数とブロック数がそれぞれ200本と109本と、レディックの67本と23本と比して遥かに優れていることが分かる。スピードのあるガードを止めることに苦戦しており、ウィングディフェンスが最大の課題である76ersにとって、リチャードソンの加入は大きなプラスとなるだろう。 リチャードソンがオフェンスで重要な役割を果たしていたレディックの代わりが務まるかは疑問を残すが、まだ25歳の彼にはオフェンス面においても十分な伸びしろがある。大規模なロスター変更を行い、ウィングに新たに若きリチャードソンを獲得した76ersは、新シーズン大注目だ。 スポヲタ:ビタラフ アドル

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