ジェレミー・リンが北京・ダックスと契約

現地8月27日、CBA(中国バスケットボール協会)の北京・ダックスが、今オフにフリーエージェントになっていたジェレミー・リンと契約したと発表した。 リンは、9シーズンに渡ってプレーしたNBAやリーグ関係者に向けた感謝のメッセージを自身のインスタグラムに投稿している。 「NBA、私の家族、親しい友人、そして9シーズンに渡って試合会場に足を運んで私に声援を送ってくれた全てのファンに感謝したい。ステレオタイプと戦い、歴史を作り、アジア人の代表としてNBAレベルでプレーした先人の道を更に切り開けたことは、私の誇りだ」 リンは、トロント・ラプターズの一員として今年6月に悲願のNBA初優勝を経験したが、ここ最近の数年間は彼にとって苦難の時代だった。31歳のリンは、直近の4シーズンで4チームを渡り歩いたが、いずれのチームでもプレータイムは確保されなかった。 学業の名門であるハーバード大出身のリンは2010年のNBAドラフトにエントリーしたが、指名を受けることはできなかった。そんな彼の名前が世界中に知れ渡ったのは、ニューヨーク・ニックス時代の2011-12シーズンだ。シーズン途中に出場機会を得たリンは、約1ヶ月に渡ってニックスのリーディング・スコアラーとして活躍し、「リンサニティー」という社会現象を巻き起こした。 NBA初の台湾系アメリカ人選手として活躍したリンのNBAキャリアは一旦終了し、今シーズンは中国で自分の才能を発揮することになる。リンは、インスタグラムに投稿したメッセージの中で、中国リーグでプレーする意気込みについても触れている。 「私は、いつかはCBAでプレーしようと常々考えていた。中国のファンの前で活躍できるのは、とても光栄なことだからね。そして今、私はここにやって来た。この国でさらなる歴史を作るつもりだ!」 リンが加入するダックスはCBAの強豪チームのうちの1つで、元NBAスターのステフォン・マーブリーが在籍していた時代に3度の優勝を果たしている(2012年、2014年、2015年)。2017-18シーズンに引退したマーブリーは、現在はバックスのライバルチームの北京・ロイヤル・ファイターズのヘッドコーチをしている。

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