「ピークは高校の時で、今より高く飛べていた――」。 ビンス・カーターと言えば、マイケル・ジョーダン、ジュリアス・アービング、ドミニク・ウィルキンスといった数多いるスラムダンカーの中でも、“歴代最高”と称される1人である。2000年のスラムダンク・コンテストで披露した数々のダンク、同年のシドニー五輪で繰り出した「人間越えダンク」は、今なお多くのファンの間で語り草となっているほどだ。キャリア初期はそうした超人的な跳躍力がしばしばフィーチャーされていたのだが、その当時よりも高校生の頃の方が高く飛べていたと明かしたから驚きだ。 Rakuten NBA Specialでは、8月28日(水)からヴィンス・カーター「ザ・インタビュー」を配信している。自身22年目となる2019-20シーズン限りでの現役を表明しているカーターが、「放課後に学校でバスケをしたかったのに、家で宿題を終わらせるまでやらせてもらえなかった」という母について、図抜けた跳躍力から“UFO”というニックネームがついた学生時代、「ずっと出たいと思っていた」というスラムダンク・コンテスト、引退を表明していたマイケル・ジョーダンに先発の座を譲った2003年のオールスター、引退後についてなど、多くのテーマについて赤裸々に語っている。 インタビューを通して見えるのは、カーターの実直さだ。リアルタイムでは触れにくかった話題――プレイオフの大事な試合当日に大学の卒業式に出席したこと、トロント・ラプターズからニュージャージー・ネッツ(現ブルックリン・ネッツ)へトレードになったこと――などについて、正直な気持ちを吐露している。時間が経った今だからこそ、というのはもちろん、インタビュアーが2000年のシドニー五輪でチームメイトだったスティーブ・スミスだったというのも一因かもしれない。 これまで21シーズンにわたって第一線でプレイし続け、酸いも甘いも噛み分けた男だからこそ語れる言葉の数々を聞けば、カーターのラストシーズンをさらに応援したくなるはずだ。 なお、Rakuten NBA Specialでは、カーターのインタビュー以外にも、レジェンド対談:マジック・ジョンソン × アイザイア・トーマス、シャキール・オニール ~バスケット人生に隠された秘話~、「セルティックス盟友対談」ラリー・バード×ケヴィン・マクヘイル、ジェームズ・ネイスミス ~バスケットボールの誕生と進化~と、4本のドキュメント番組を配信中だ。さらに、9月末までに計4本(下記)の番組も配信予定となっている。 9月4日(水)配信予定/伝説のゲーム~1976年NBAファイナル第5戦の舞台裏~ 9月11日(水)配信予定/NBAファイナル:語り継がれる名シーン 9月18日(水)配信予定/シャキール・オニール×ヤオ・ミン対談 「“センター”オブユニバース」 9月25日(水)配信予定/ザ・シティ・ゲーム~ワシントンD.C.~