カーメロ・アンソニーは、昨季所属していたヒューストン・ロケッツでわずか10試合に出場後、シカゴ・ブルズに放出された。その直後、ブルズに解雇されたアンソニーは、新シーズンの所属先がまだ決まっていない。 元NBA選手のロイス・ホワイトは、カーメロ・アンソニーの契約先が未だに見つかっていない理由について、「NBAがアンソニーを追放したから」と考えていることを公言している。ホワイトは先日ESPNとのインタビューで本件について、ロサンゼルス・レイカーズにも責任があると以下の通り語った。 「これまでNBAやオリンピックで米国バスケットボールに大きく貢献してきたアンソニーを、もう十分な選手でないと決めつけるのはおかしい。彼がどれだけ優秀な選手であるかは、世界最高峰のNBAにいる者なら全員分かっているはずだ。だから、レイカーズがアンソニーと契約をせずに、ジャレッド・ダドリーと契約することは本来ならありえないはずなんだ。もしダドリーの方がアンソニーよりも優れた選手だという者がいるとすれば、それはナンセンスだね」。 更にホワイトは、レイカーズのレブロン・ジェイムズのリーダーシップについても疑問視しており、上記インタビューで、「俺には何故NBA選手を代表するジェイムズが、彼の友人であるアンソニーをレイカーズと契約させるために努力しなかったのか理解できない」とも語っている。 一方、今オフにレイカーズと1年契約を結んだダドリーは、ホワイトの発言を受け以下の通りSNSにコメントしている。 「これは俺とアンソニーのどちらが優れた選手であるかという問題ではない。アンソニーはNBA殿堂入り候補で、素晴らしい選手だし、俺も彼のNBA復帰を願っている。ホワイトは状況を理解していないようだが、このリーグで重要なのは、誰が誰より優れているかではなく、誰がどのチームに最適な選手であるかということなんだ」。 アンソニーの契約先が見つからない理由としては、ベンチ起用を受け入れないといった彼自身の考えによるものから、リーグ全体が彼との契約に至らないことで合意しているといった外圧的な問題が以前から挙げられている。アンソニーがNBA復帰を果たせない本当の要因は一体何なのだろうか。 スポヲタ:ビタラフ アドル