スティーブ・カーHC、選手がトレードを要求する風潮に激怒

ゴールデンステイト・ウォリアーズのスティーブ・カーHC(ヘッドコーチ)は、ニューオリンズ・ペリカンズにトレードを要求していたアンソニー・デイビスが、ロサンゼルス・レイカーズとのトレード成立で強引に移籍した一連の騒動について不満をあらわにした。 NBC Sports Bay Areaの「The Warriors Insider Podcast」に出演したカーHCは、上記がリーグ全体に悪影響を与えるとして以下の通り述べている。 「特にデイビスの件に関してだが、健康状態に問題が無いにも関わらず、契約満了を迎えていない選手がトレードを要求する事は大問題だ。リーグは何らかの対処をすべきだし、選手も言動に注意を払うべきだ。契約に合意したのだから選手は契約期間を全うすべきだ。チームと選手間で修復不可能な溝が生まれてしまった時に、双方合意の上で決別する事はあるが、今回のデイビスに関しては自分勝手極まりない。リーグ全体に悪影響を及ぼす為、これがトレンドにならない事を願いたい。」 デイビスは、昨季のトレードデッドライン前に、トレード要求を公言した事で5万ドル(約540万円)の罰金が科されたが、ESPNのレイチェル・ニコルス記者とのインタビューで彼は以下の通り語った。 「俺のやり方が間違っているという人も多いが、お互いの為にベストな選択だったと思うよ。俺はペリカンズに残る気が無い訳だし、トレードされた方がチームも俺を他の資産と交換できるから相互に利益があったはずだ。」 確かにデイビスの言い分も合理的だ。ペリカンズ目線で考えると、デイビスがトレードを要求しなければ、見返りを得られずして彼を来オフのFAで手放す事になった可能性が高い。結果的にペリカンズは、デイビスを絡めた大型トレードによりロンゾ・ボール、ジョシュ・ハート、ブランドン・イングラム、そして複数ドラフト指名権と豊富な資産を手にした。 リーグ全体で考慮すると、選手が好き勝手に自分のタイミングでチームを選ぶ事は、カーHCが指摘する様にリーグ運営に支障をきたすだろう。 しかし、この様な「ドラマ」は、NBAオフシーズンの醍醐味の一つでもある為、コミッショナーのアダム・シルバー氏はどう対処するか悩んでいる事だろう。 スポヲタ:ビタラフ アドル

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