2023-24シーズンのウエストの争いは例年以上に熾烈だ。現在はミネソタ・ティンバーウルブズが首位に立ち、昨季王者のデンバー・ナゲッツも上位につけるなか、殿堂入り選手のチャールズ・バークレーは、ロサンゼルス・クリッパーズに期待を寄せている。 ウエストの首位に立つのはアンソニー・エドワーズ、カール・アンソニー・タウンズ、ルディ・ゴベアとタレントが揃うウルブズで25勝9敗をマーク。その後、平均31.5得点を記録するシェイ・ギルジャス・アレクサンダー擁するオクラホマシティ・サンダー(23勝11敗)、昨季ファイナルMVPのニコラ・ヨキッチが所属するナゲッツ(25勝12敗)、そしてクリッパーズ(22勝12敗)と続く。 殿堂入り選手で現在はNBAアナリストを務めるバークレーは『TNT』の番組『Inside the NBA』に出演した際、「レイカーズには失望したし、サンズにも失望した。俺はミネソタ(ティンバーウルブズ)を信じていない」とコメント。レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスを擁しながらウエスト11位(17勝19敗)に沈むロサンゼルス・レイカーズ、ケビン・デュラントやデビン・ブッカーの豪華スコアラーがいながら8位(19勝16敗)にとどまる古巣フェニックス・サンズに期待外れの烙印を押した。 元NBA選手でNBAアナリストのケニー・スミスとシャキール・オニールはウエスト首位のウルブズを推したが、バークレーはそれを一蹴。クリッパーズがカンファレンス内で「最も恐ろしいチーム」だと結論づけた。 「もし彼(レナード)が怪我をしなければ、(昨年のプレイオフ1回戦で)サンズに勝っていただろう。彼は健康であれば世界で5本の指に入る(バスケットボール選手だ)。今、誰よりも良いプレーをしている」 今季30試合に出場して平均24.4得点とここまで健康体を維持しているレナードを、バークレーは高く評価していた。