日本時間12月27日(現地26日)、デトロイト・ピストンズはブルックリン・ネッツと対戦し、112-118で敗れた。ピストンズはこの敗戦で27連敗となり、1シーズンにおける連敗のリーグ最長記録を更新してしまった。ピストンズは10月29日(同28日)に行なわれたシカゴ・ブルズとのホーム開幕戦を最後に、勝利から遠ざかっている。 ピストンズのケイド・カニングハムはゲームハイの41点、9リバウンド、5アシストを記録。後半だけで37点を挙げる活躍だったが、勝利には届かず。『ESPN Stats & Information』によると、カニングハムはキャリアを通して30点以上を10度記録したもののすべての試合で敗れているという。 それでも試合後には、ロッカールームで改善すべき点を熱く語り、「このボートから降りてはならない」「団結しよう」とチームメイトを鼓舞したという。 「自分が発したのはポジティブなことではなく、ただ現実を直視しているだけだと思う。今自分たちが置かれている状況でポジティブなことは何もない。だからこそ深く掘り下げて、ここから抜け出す必要があるんだ。ここから逃れられない。毎日どこにいても自分たちに重くのしかかってくるものだから」 試合終盤には、ホームのファンから「Sell the team! Sell the team!」とチーム売却を訴えるチャントが起こった。ピストンズのジェイデン・アイビーは「少しやりすぎだと思う」と語り、決して勝利を諦めていないことを示した。 「確かに戦績は多くの人が期待していたものではないけど、成長はしているし、(チャントは)少しやりすぎだと思う。それでも俺たちはこのボートを漕ぎ続けるよ。周りの言うことを気にせず、団結して互いのためにプレイするんだ」 ピストンズは29日(同28日)に敵地でボストン・セルティックスと対戦する。