カーメロ・アンソニーがリラードへの“移籍のススメ”を告白 「ポートランドから出た方がいいと言った」

ベテランのデイミアン・リラードは今季開幕前、3チーム間のトレードにより、ポートランド・トレイルブレイザーズからミルウォーキー・バックスへと移籍した。元NBA選手のカーメロ・アンソニーは、リラードに対してノースウェスト地区から離れるべきだとアドバイスしていたことを明かした。 2012年のドラフト全体6位指名でNBA入りしたリラードは、昨季までブレイザーズ一筋でプレイ。769試合に出場して通算1万9376得点を積み重ね、チームのハート&ソウルとして君臨した。 在籍11年間、とりわけ近年はニューヨーク・ニックスなどへの移籍の噂が絶えなかったが、その都度、リラードはブレイザーズへの忠誠心を示し、残留してきた。そのなかで、今年9月に11年間を過ごしたブレイザーズを離れ、バックスへトレードで移籍。今季は28試合中26試合に出場してヤニス・アデトクンボに次ぐ平均26.2得点、7.0アシスト、3ポイント成功率37.9%をマークしている。 バックスはここまで21勝7敗とボストン・セルティックス(21勝6敗)に次ぐイースト2位につけており、リラード獲得は上々の成果と言っていい。そのなかで、今年5月に現役を引退した元NBA選手のアンソニーは自身のポッドキャスト『7PM in Brooklyn』で「俺はデイムに『(ポートランドから)出た方がいい』と言ったんだ」と明かした。 「ポートランドを悪く言うつもりはないけど、『君はデンバーにいた時の俺を同じ状況にいる』と伝えた。忠誠心は俺たちを殺してしまう。決断を下すためには何を見て、知るべきか。俺はチームがどん底に落ちないとチームを去るとはならなかった。ポートランドにデイムの銅像を建てた方がいい。それほど深いつながりがある。でも、俺は何が起こるか分かっていたから、彼に『(ポートランド以外の場所へ)行け』と言っていた」 アンソニー自身、プロ入りから7年半過ごしたデンバー・ナゲッツではエースとして君臨したが、優勝には手が届かなかった。そんな自身の経験とリラードを重ね合わせてのアドバイスだったようだ。

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