指揮官が語る“セルティックス・バスケットボール”について、ジェイレン・ブラウンは「自分たちを正しい方向に導いてくれる」と断言

日本時間12月18日(現地17日)、ボストン・セルティックスはホームにオーランド・マジックを迎えた一戦を114-97で勝利した。9日(同8日)のニューヨーク・ニックス戦以降5連勝と波に乗るチームについて、ジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)は「セルティックス・バスケットボールと呼べるプレイをし始めていると思う」と、手応えを感じていることを明かした。 「メンタリティ、タフネス、ディフェンス、そしてアイデンティティと、セルティックスらしくプレイすることの意味を改めて考え、今週はそれを示せたと思う」 セルティックスは直近10日間で5試合をこなすタフなスケジュールだったが、ニックス、キャバリアーズに2度、そしてマジックに2度勝利を飾った。アル・ホーフォードは連戦の2試合目を休養し、クリスタプス・ポルジンギスもふくらはぎの故障を抱えながらプレイを強いられているなど決して万全な状況ではないなかでも、ベンチ陣の活躍もあって勝利を紡いでいる。 なお、マズーラHCが語った“セルティックス・バスケットボール”について、ジェイレン・ブラウンは「まずディフェンスで主導権を握ることが必要」と定義している。 「ディフェンスが成功の基盤になるべきだ。自分自身とチームメイトを常にプッシュし続けていきたい。加えてペースのあるプレイも重要だ。この2つが自分たちを正しい方向に導いてくれると思う」 セルティックスが相手から誘発する平均ターンオーバーはリーグ下位の平均12.8でしかないが、被フィールドゴール成功率は44.8%、平均失点も109に抑えている。これらはいずれもリーグ上位の成績だ。またオフェンスでは、3ポイントを積極的に活用している。ドリュー・ホリデー、デリック・ホワイト、ポルジンギス、ブラウン、ジェイソン・テイタムというスターターの5人が効率よく3ポイントを沈めており、1試合の平均試投数42.6本はリーグトップだ。 攻守でバランスの取れた“セルティックス・バスケットボール”を武器に、2シーズンぶりにNBAファイナルの舞台まで勝ち進むことができるか。

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