キャリア13年目を迎えるゴールデンステイト・ウォリアーズのクレイ・トンプソンは、今季終了後にフリーエージェント(FA)となる。5年1億9000万ドルという大型契約の最終年となるが、未だ延長契約は結んでいない。しかし、当の本人は契約を焦っていないようだ。 「13シーズン目を迎えられることだけでも、とても安心できる。確かに金は稼いできたし、それによって家族や自分自身、愛する人たちの面倒を見ることができた。だけど、裕福で有名になるためにバスケを始めたわけではない。父がプレイしていたからバスケをやったんだ。父に憧れていたんだ。好きなスポーツ選手はバスケ選手だったんだ。それを自分が13シーズン連続でやれているのは凄いことだと思う」 これまでウォリアーズで輝かしいキャリアを送って来た33歳のトンプソンだが、無制限FAとなることで他チームから厚遇を示される可能性もあるだろう。それでも本人は「どこにも行きたくない」と、ウォリアーズとの再契約が最優先と考えていることを明かした。 「どんなスポーツでも1つのフランチャイズのためにプレイするのは稀な事、本当に伝説的なことだ。ユドニス・ハズレム(元マイアミ・ヒート)も、地元マイアミでは尊敬されている。それこそ自分が大切にしていることだ。優勝バナーが掲げられる前からこのチームにいた。ある意味バナーは自分たちの赤ちゃんのようなものさ。このままここでやり切りたい。このフランチャイズの一員になれて本当に幸運だった。他のユニフォームを着ている自分を想像するのはとても難しいね」 相棒のステフィン・カリー、ドレイモンド・グリーン、アンドリュー・ウィギンズは2025-26シーズンまで契約が保証されている(グリーンとウィギンズは2026-27シーズンの契約がプレイヤーオプション)。そこにトンプソンも揃うラインナップを見続けたいというファンは、決して少なくないはずだ。